朝青龍

〃闘い〃を売りにした興業に於いては、やっぱり憎まれ役、つまりヒールの存在は、絶対に必要不可欠です。
そして、それに成りうる絶対条件は、土俵上・リング上での『強さ』です。
強いからこそヒールにも成りうるんです。
負けるところを観たくて観客・視聴者は熱狂するんです。
朝青龍が強くなければ、ここまで国民感情に油を注がなかったはずです。
悔しいでしょうけど、朝青龍は勝つんです。
優勝回数を重ねているんです。
そして、憎まれもするんです。
何度も言いますが、朝青龍は、最高のヒールです。
挙げ句の果てには、幸いにも外国人です。
心おきなく憎めます。
相撲・プロレス・ボクシング・総合格闘技、種目は違えど、絶対的な人気ヒーローがいない状況ならば、確実にヒールの存在が興業を助けてくれます。
最後に私見ですが、ヒーローには、「悲壮感」が絶対的に必要です。
もっと分かり易く言うと、「やられそう」って事です。
稚拙な例えですが、毎回カラータイマーが鳴るから、ウルトラマンはヒーローなんです。
貴乃花以来、絶対的なヒーローのいない今の角界。

朝青龍、頑張れ!!
朝青龍、辞めるな!!