北海道の熊

私が本宮の温泉に行った時の話しです、私が風呂を出て茸を採ろうと森の中に入るとカープの正田にくりそつなおいやんが凝視してきました。私は心中おとろしそうなおいやんやな。と思いました。正田はオマエわいのことおとろしおいやん思っとるやろ、と断言しました。私はおとろし思ったので落ちていた石を何度も正田に投げました、しかし正田に石は当たりません。正田はオマエの次の球が見える、わいは人間の心が読めるとも言いました。私のスタミナは限界に達しており最後は悔いのないよう力いっぱい石を正田にむかって投げた所、石は東尾ばりのシュート回転をし正田の顔面に石が当たりました。正田は人間はおとろし事しよると言って泣きながら逃げて行きました。今思うとあれは人の心を読む妖怪サトリではなかったかと思います。これは熊にもいえる事だと思います。