母親という自覚

No.9 16/02/06 05:28
通行人9
あ+あ-

よく言われる母親が子供を慈しむ無性の愛という意味の母性本能などというものは、言葉だけで存在しているもので実際生物の中には存在しません。なので「産んだ実感」「母親になったという実感」は無くて当然です。
子供を産んだ母親は子供の泣き声や授乳行動によってホルモンが誘発され、泣き声に敏感になったり乳が張ったりするのです。それを本能だと言うのならば、子供を産んだだけの母親には身体的な反応しか宿っていませんよ、思考や感情などはまた別の話です。

しかし授乳の際に母親をリラックスさせるホルモンが分泌されたり、子供の生理的微笑(新生児微笑)などで繰り返し母親に子供は可愛いもの、心地よいものだとすり込まれ、周りの環境や社会的に促されたりというようなもので「母親」の自覚が進んでやっと感情がついて来る、という様なメカニズムになります。

ちなみに、新生児期は母親は眠りが浅くなるホルモンが出ていますので、深夜の授乳も辛いですがそれで体調を崩す様な事は殆どありません。これが出なくなり、卒乳を迎えると身体的な「母性」は殆どなくなってしまいます。ここで上手く上記の感情の刷り込みが出来ていないと世間的に上手く"母親"になれなかったりもします。
虐待はこの形成の不備とも言われていますよ。

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