息子が暴れます。 精神科には通院して内服しています。 お前が頭悪いから、おかしいから、こんな事になったと物をほり、部屋を滅茶苦茶にしました。 暴力はダンナ

続き。

その親の指示が、つまり常識が通用すればいいが世の中はそんなに甘くない。
そんな時、子供が直面した障害が小さければ大した問題にはならないが、それがその子にとって大きいほど、乗り越えられないほど、どうして親はこんなことを僕にさせたんだ！と考えるようになってしまう。

しかもそこで、子供の失態に向けて、それ自分の責任でしよと問い詰めたり、失態を一人で背負わせると子供はおかしくなる。

信頼関係はなくなって、つまり愛を見失い、人生そのものを犯されたのような、まるでレイプでもされたのように情緒不安定になってしまう。

でも親は、こんな時にはこうするのが常識だよと、正解を口にしただけなので、私は何の間違いも犯してないと考える。罪の意識を感じることはなく、むしろ、これまでどれほど手間を掛け愛情を掛け、正しいことを教えてあげたか、それを理解してくれないなんて酷いと憤り、子供に向かい、自分のダメなところがどうして親のせいになるの！と反感を持ってしまう。

この時点言葉は通じなくなる。

なのでお互いが、どうして僕のせいになるの！どうして私のせいになるの！と、ただただ鏡を眺めることになる。

親というか大人たちはみな、あの場面はこう、この出来事はこう、というように具体的な話ばかりするが、子供たちはそんなことを訴えてるわけじゃなく、愛や信頼など、概念の話をしてる。
そこを擦り合わせないと言葉は通じないよ。

言葉が通じないのはお互いが違うモノを説明してるから。ベクトルがズレてるから。