人を好きになるけど、愛せないっていうのは、何か病気なのでしょうか？ 人を好きになったりして、初めは優しくしたりするのですが、だんだん面倒に感じ

自分を愛するにしても、他者を愛するにしても、
愛において、利己的、自己都合であったり、
ゆがんだものになってしまうことはあるかもしれませんね。
まずは自分を適切に愛せるようになるといいですね。

たとえ結婚生活が続いている人でも
神様や聖人のようにはなれないですし、
子供に対しては、ある意味、無条件の愛を持っている
人であっても、良くも悪くも成長を願ってるので
期待をしますし、がっかりしたりイライラはしますからね。

聖書に愛について述べてある部分があります。参考までに。
コリント人への手紙　第一　１３章４〜８節
愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、
すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。

この愛というのは、アガペーの愛で神様の完全な愛と言えます。
人の愛というのは、フィレオー（友愛）の愛など限定的だったり
エロス（性愛）など、利己的なことが多いものです。
恋（恋愛）は自己中心的であることが多いと言われますが、
恋から愛へと成長して（自分と同じように相手を愛するようになり）
結婚するということもありますね。
ただ恋から愛に成長しても、まだスタート地点で完全な愛とは程遠く
まだ未熟な愛なので、愛においても成長、成熟する必要があります。
何か困難があったり、価値観の違い、自分の相手への期待が外れたり
都合が悪くなると、忍耐ができなくて愛が冷めてしまう
こともあるでしょう。

アガペーの愛に一番近いのが、親の子供への愛、
または、親や保護者のような気持ちで、
子供や弱者を見守る、見返りを求めない愛と言えるでしょう。
自分を愛さない、悪い意味の自己犠牲ではなくて、
自分への愛があった上での、献身的な愛といったほうがいいでしょうか。

自己受容をされて、自分を愛されてください。
必要に応じてカウンセリングを受けてもいいですし、
特に、他の人間関係で問題がないのであれば。。
たとえば聖書または、三浦綾子氏の聖書入門の本を読まれたり、
渡辺和子氏の著書を読まれたり、他の、心に関する本を読まれるのも
いいかもしれません。