日本人が世界的に見て陰湿民族だと言われるのにはどんな理由があると思いますか？ これだけ聞いたら嫌な人だと思われますが、研究の一環として参考にしたいのでみな

「陰湿」という表現をしている人達がいるなら、それは日本人に対して良い印象がない人達の意見だろう。
そしてそれを公表する媒体も同じく、日本に対して配慮を考えない者達の表現だな。
例えそれが日本人であったとしても同じ。

日本の文化と海外の文化は大きく異なる。
それが日本人とその他の外国人との違いであるという、根本的なものを多くの人は知らない。

日本という国は「察する」という事を重んじる。
何も語らずに相手を察する。
これは日本人の日常のあらゆるところに現れる。
挨拶は会釈、譲り合いで身を引く、死者を送る際の黙祷…、日本では「語らないのが美徳」とされて来た文化だ。

しかし海外は違う。
言葉のコミュニケーションが第一だ。

世界のおおよそは同じ文化だ。
大陸つながりの国々で伝わったり、欧米人が長らく植民地支配をして来たりして、コミュニケーションの取り方は、ほぼ全世界共通とも言える。

日本だけ特殊、日本だけ異質。
それは何故か？

それは日本が島国であり、且つ植民地支配もされる事なく、他国の文化と混ざり合う事が長らく無かった事が要因と言える。

語らない美学は世界から理解されない。
これは日本に住んで、日本の文化を理解していないと分からない美学だ。

それ故に、日本という文化を理解しない者達にとっては、語らない日本人が怪しく見えるのも当然なのだ。

・何を考えているか分からない。
・表情と行動が伴ってない。
それらが外国人が日本人に対して、疑心暗鬼へ陥らせるものだという事は、遙か昔しの戦前から言われていた事だ。

美学かどうかは別にしても、未だに多くの日本人は「語らない文化」のままでいる。

結果論で申せば、例え外国人からは異質な目で見られても、日本人達は文化を変えるつもりはないという事だ。
更に言えば、日本人からみれば外国の「語り過ぎる文化」はガサツでうるさいと言う人が多い。

全体的な観点で見るとどちらの言い分も、互いの文化の違いを配慮しないで考えているだけで、どっちもどっち…なのだと言える。