助けを求めても無駄なの忘れてたわ やっぱ人なんか信用しちゃダメ

今までの人生だな…。
俺はバカでお人好しでどうしようもない奴だけど、友人だけは大切にして来たよ。
それこそ年配者から若い人まで年齢や性別に関係なくね。
会社の経営に失敗して人生追い詰められて死ぬ事すら頭にチラついた時に、たくさんの手が差し伸べられたよ。
実質的な援助であったり励ましの一言であったり、それは様々だったけど、全て自分が生きる為に支えてくれる手だったよ？
でもね？一番難しいのは自分が苦しい時ほど、人は支えようとしてくれる救いの手を払い退けてしまうんだよ。
心が歪むと救いの手が見えなくなる。
心配してくれてる目が蔑んだ目に見えて、優しい言葉は優越感に浸る言葉に聞こえてしまう。
いろんな援助は偽善に見えて、人の好意を理解出来なくなる。
自分だってそうだったよ。
それでも自分の小ささを認めて心を素直にした時、今まで見えてた世界とは別の世界が現れた。
人生捨てたもんじゃない。
よく聞く言葉で使い古された言葉だ。
その時、この言葉が人生で初めて心に染みたよ。
人の好意は自分が歪むと見えなくなる。
これだけは覚えておいて欲しいね。
大丈夫だよ。
人生捨てたもんじゃないからね。