旦那がADHDです。 私の普通は、旦那の普通ではなく 旦那には私の言いたい事も伝わらず 何か、意見を言えば 文句を言われたと捉えてしまい 喧嘩を売られ

ＡＤＨＤは多動で、１つのことに集中できず、あちこちに気がそれてしまう人、落ち着きがない人で、ＡＳＤは自閉症スペクトラム、空気が読めない、他人の気持ちに鈍感すぎる人だと思うのです。両方の人も多いそうですが。

ＡＳＤは他人がどういうルールで生きているのかを理解できず、自分独自のルールで生きているので、傍若無人な態度を取ります。うちの父と、その血を引く私もＡＳＤの傾向があります。父は今でこそ普通のお爺ちゃんですが、現役時代は会社でも有名な変わり者で、上司に平気で喧嘩を売る人でした。（本人的には正論を言っているだけ）母は年中父に怒鳴られたし、何十年も苦労をしました。私も他人が何を考えているのか理解できず、どうやったら自分も普通になれるのか見当もつかず、随分と無駄な苦労をしました。どこかに糸口を見つけられればそこから辿っていけるのですが、私は最初の一歩で躓いていて、人付き合いの常識に気付いたのはオバサンになってからでした。

主さんがご主人を嫌いになれないのは、ご主人がどんなに酷くて頓珍漢なことを言っても、ご主人に悪意がないと分かっているからだと思います。ご主人は妻を虐めたいわけではなくて、正しいと思うことを言っているだけです。それが間違っていると言われたら、ご主人は何が何やら分からなくなってしまうのです。

知らない土地を旅をする時、ＡＳＤは地図を手掛かりに旅をします。その地図が間違っていると言われたら、何が何やら分からなくなるのです。自分にはそれしかないので。でも「そこにある信号や標識を見ればいいんだ」と気付けば、それほど地図にはこだわらなくなります。この地図にあたるのが「自分の信念や常識」、信号は「相手の表情」、標識は「いろんな人との会話やＳＮＳ」です。

普通の人がＡＳＤに合わすのは無理なので、ＡＳＤが周りの人に合わすように持っていくのが解決法です。といってもそれはＡＳＤの考え方を根本から覆す作業なので、簡単ではないのですが。

ただ、ＡＳＤではなく自己愛が強いタイプなら、全く別の話になります。