努力しても無駄な事ってあるのですか？ 先日ある方が、努力しても結果がでない事だってあると言い切っていたのが気になってしまって。 私は努力すれば結果に

考え方が雑過ぎるとそういう思考に陥る。

物事は何でも終着点というものが存在する。
それは自身の能力で決まる以外にも、いろんな要因が複雑に絡んで来る。
先ず終着点を決める事が先決。

それと同じくらい重要なのが、終着点の見定めが理にかなっているか。
これが出来ていないと当然結果は出ない。

簡単な例を挙げればスポーツの世界。
あるスポーツで「世界一になりたい」といくら思っていても、自分に備わった実力が無ければなれない。
そこそこ通用する程度レベルなのに、周囲からの期待にのぼせ上がって世界を目指しても不毛な結果に終わる。
また、世界を目指すならそれなりの環境を整える事も必ず必要になる。
トレーニング施設や監督・コーチなど。
ど素人が何も無いところで一人で頑張っても効率の悪い努力にしかならない。

それら全てを失敗して、世界に通用しなかった人が「努力は報われない」と言うのは滑稽な事だ。

逆に自分の実力や環境を考えて、「取り敢えず市内で一番になろう」と現実的な終着点を決めたらどうなるか。
その為の具体的なトレーニング環境や指導者を迎えるのは遥かに容易だ。
そこで現に市内で一番になれば達成感も味わえて、新たな目標も見つけられる。

初期の目標は低くなるが、一先ずの終着点をクリアしてから次の終着点を再度決めればいいだけだ。

これはスポーツだけでなく、仕事や勉強など全てに当てはまる事。

「報われない努力」にしているのは、自己分析の適当さと、自分のさじ加減の悪さという話し。