親ガチャという言葉についてどう思いますか？？（高校生より）

親ガチャ否定の意見が多いので、敢えて書き込みますが、親ガチャの言葉自体は今時の言い方なんでしょうが、自分の意思やコントロールの及ばない部分をガチャと言ってるのなら私はよくわかりますよ。そして不遇な家庭環境に身を置いて苦しんでる者が「親ガチャ失敗」と言うのも私なりによくわかります。私もかつては、この親元に生まれたのは失敗だったと思ってた時期があったので。

でもガチャのようなランダム性のものを失敗と言ってても仕方がないのも事実。出てきてしまったものはどうしようもない。その「どうしようもない」というのは人間の根源的な悩みでもあります。

ガチャと言うなら、親ガチャもあれば子ガチャもあり、国ガチャもあれば性ガチャもあり、顔ガチャ、兄弟姉妹ガチャ、災害ガチャ、他に生命体のいる惑星があるなら星ガチャだってあります。世の中は自分たちの思うようにはならない事だらけであり、思うようにならない事に対しては観念するしかないのですよね。そこでの葛藤というのは人間誰しもあると思いますし、そういう意味で親ガチャというのは理解出来ます。

ただ、親ガチャが失敗したからと言って、これからの人生まですべて失敗だとする必要はないですよね。幸いにもカーストのような身分差別もなく、いくらでも自分の人生を立て直す事が出来る国で生きてるんですから、国ガチャとしては幸いな方です。親ガチャ失敗と言って、これからの自分の人生まですべて失敗だとして諦めるのは、いくらでも攻略のチャンスがある中での逃げであり、すごく差別的でもあるんですよね。良い親元に生まれなければ失敗だとするのは、カーストを認めるのと一緒。世の中不遇な家庭環境で育っても成功してる人も居れば、立派に生きて幸せな人もいる中で、勝手にそこで諦めて生まれがすべてだと言ってるようなものですからね。