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強迫性障害への対処例、書き置き
自分自身の体験をどこかに書き残しておきたかったので、こちらを利用させて頂きます。
厳密には悩みではなく報告なので、レスは求めておりません。
強迫性障害とは何か?についてはwikipediaなどを見ていただくとして、まず私個人の症例から紹介させて頂きます。
主な症状は確認強迫です。
自覚症状は6才のころから有りましたが、中学から高校にかけての数年間が最も症状が酷く、昼夜逆転の生活に陥り学校へ行けなくなることもありました。
当時は うつ と診断されており、強迫性障害という病名は私自身まだ知りませんでした。
なお、幸か不幸か私はあまり他人を信用しない人間だったので(…)、他の一部の強迫性障害患者さんのように、周囲の人間に確認行為を手伝わせるといったことは一切ありませんでした。
さて、20才を過ぎたころに読んだある本がきっかけで症状が軽減されていきます。
本のタイトルは「不安でたまらない人たちへ」
この本のおかげで、自分の症状が強迫性障害という名前の、脳の異常であることを知りました。
そしてこれと同じ時期に、私はひとつの対処法を思い付き実践し効果を得ることができました。
もう10年以上前のことになりますが、ここにその内容を書き記しておきたいと思います。
(つづきます)
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(つづき)
前述のとおり私の症状は確認強迫です。
具体的な内容は省きますが、その内容には必ず視覚が関係してきます。
そこで目隠しをして生活する、という方法を試してみました。
アイマスクでも良いのですが、私の場合は簡単に外れないよう、バンダナを使用しました。
入浴の際には、水中メガネに内側から黒のビニールテープで目張りしたものを用意しました。
この方法により、それ以前は強迫行為のせいで3時間以上掛かっていた入浴が、40分で済むようになりました。
当時すでに私は一人暮らしでしたから問題なかったのですが、家族と同居されている方にはあまりオススメできません。
また、この方法は素人の考え出した民間療法です。
いわば『本当は怖い家庭の医学』です。
実践される方は自己責任でお願いします。
怪我などされないよう、家族に誤解を受けたりすることがないよう注意して下さい。
なお、現在カウンセリングには通っていません。(その必要がないので…。)
当然、薬も使用していません。
(つづきます)
(つづき)
この方法を実践するにあたっては、
「強迫性障害とはなにか」についてしっかりと理解しておく必要があると思います。
それともうひとつ、治すという意思も欠かせません
しかし厳密にいえば、
「強迫性障害を治す」ということは不可能です
文字どおりこれは障害なのです
一生ものです
強迫性障害とは一生付き合っていく、という覚悟が必要です
“強迫性障害”が治るまで待つ、
“強迫性障害”が治ったら学校に行く、または仕事に行く、
といった考え方は捨てて下さい
ただ、コントロールする方法を学ぶことに挑んで下さい
それまでの間、一時的に学校ないし仕事を休むことに対して、罪悪感を持つ必要はありません
「私は強迫性障害者である」
と堂々としておれば良いのです
だからといって、開き直って強迫確認行為を他人に手伝わせることは絶対にやってはいけません。
周囲の人間も、絶対に手伝ってはいけません。これだけは共通の鉄則です。
(つづきます)
(つづき)
以下は私が前述の本等から学んだことのまとめです。
参考にしていただければ幸いです。
強迫性障害は脳機能障害です
それゆえに名称も「強迫神経症」から「強迫性障害」に改名されました
「脳」と「自分自身」とを切り離して考える必要があります。
壊れた脳の言いなりになる必要は全くありません。
欠陥があるのは「私」の「脳」であって
「私」自身ではありません
かの養老孟司氏の言葉に
「中枢は末梢の奴隷」というものがあります。
脳はただの道具でしかありません。道具に人生を左右されるなんてバカバカしいだけです。
自分を責めてはいけません
また、自分を育てた親にも責任はありません
(おわりに)
人工衛星など、科学の発展で世界の地図は完成していますが、残念なことに脳の地図はまだまだ不完全です。
しかし未知の領域があるということは、退屈しなくて済むということであり、喜ばしいことであるとも考えることが出来ます。
統計によれば、強迫性障害の症状を持っている人は約100人に1人
現在、強迫性障害に苦しんでおられる方々が一日も早く、それぞれの個人に合った対処法を身に付ける事が出来るよう応援しております。
そうかな?と。私は確認恐怖、不完全恐怖がありますが、医師曰わく、親が、「それくらいで大丈夫、大丈夫」といった言い方をしていたら〇〇ちゃん(名前→ちゃん付けです💧)はまた違っていたと言います。戸締まりとガスの元栓はようやく治しましたが、自分が自然に見つけた自分だけの方法でしたから、人に勧めて合うとは限らないから勧めたりはしません。
>>5 >>6
拙い文章を読んで下さった上、ご意見まで頂き有り難うございます。
また、
>>レスは求めておりません
という添え書きに従って、レスを我慢して下さった方々にも御礼申しあげます。
hit数の増加を視認出来るだけで十分ですので、これにてレスの受け付けは終了させて頂きます。
ところで、
『脳の取扱い説明書 完全版』
が書店に並ぶ日は来るのでしょうか?
もし出版されるとしても、
二千年後?二万年後?
ページ数がとんでもないことになってそうです。
月刊『脳の取扱い説明書vol.1』
創刊号はバインダーとROMチップが付いて、
特別価格の・・・・・・・・・・
(補足)
No.3 の
>>自分を育てた親にも責任はありません
という一文について少し補足します。
強迫性障害も含めた発達障害全般について、その原因が親の育て方にあるとする考え方(親学と呼ばれています)があるそうです。
親学(おやがく)…児童の二次障害が幼児期の愛着の形成に起因するとした考え方。主張内容に関して非科学的であり障害者への差別・誤解を生むものだ、という指摘があり批判を受けている。
(出典:フリー百科事典『ウィキペディア』)
私はこの親学の考え方に、全面的には賛同できません。
発達障害は先天性の障害であり、その原因は親の育て方や環境とは一切関係が無いからです。
私は、私の両親に言いたかったことがあります。
「私が昔不登校になったのは、あなた方の育て方が悪かったからではありません。
強迫性障害という、脳の発達障害が原因だったのです。
ですから、自分を責めることはしないで下さい。」
と
(補足おわり)
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