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祖父の見舞い。生きるとは。(長文)
生きるって何だろう、祖父が病気で倒れてたくさんの器具をつながれて「生かされている」状態を見て考えさせられました。
現在、祖父が病気で倒れて入院中です。数ヶ月前まで元気だったのに、少し体調を崩してからどんどん悪化し今は喋ることもできません。いつその時が来てもおかしくない状態だそうです。
わたしは学生で地元を離れているのでなかなか会いに行けなかったのですが、「いつ亡くなってしまうかわからない、意識はないけれど会いに来てあげて」と家族に言われて先日急遽帰省して、その姿を見ました。ショックで見ていられなくて、涙をこらえるのに必死でした。
実家には3日間しかいられなかったのすが毎日お見舞いに行ってたくさんのことを考えました。がっちりした体型だった祖父は小さくなっていて、(腕の細さに驚きました)、常に苦しそうな顔をしていました。たくさん器具をつながれて、タンを吸い取ってもらって、たまに咳をすると本当にこのまま死んでしまわないかと思うほどにつらそうでした。
元気なおじいちゃんでした。明るくて人と話すのが大好きで、田舎で地域のつながりも深いこともあって、町内では有名でした。ほぼ毎朝、早く起きて近くの公園で地域のおじいちゃん達とゲートボールをしていました。夕方には犬の散歩。楽しく生きていました。
その祖父が今の姿に。何とも言えません。動けない話せない意識もなくて、本当に呼吸しているだけ。「生きている」?もう元気な祖父はいません。
お医者さんや家族に聞いた話を解釈してストレートにいえば、回復の見込みはなく、あとは弱っていくだけといった感じでした。
あの祖父がこの姿を望んでいるだろうか。祖父はまだ生きたいのだろうか。もう話すことができない祖父を見て考えてしまいました。
更に考えさせられたことがもう一つ。
父方の祖父なのですが、父と2人病院を出た後に車の中でぼそっと「おじいちゃんは楽になりたいと思ってるかな」と言ってしまいました。「そうやなぁ…」と言った父の顔が本当に悲しそうでした。
私にとっても大好きなおじいちゃんだけど、父にとっては私の倍以上の時を共にしたかけがえないお父さん。確かに今は意識もない状態だけど、 楽になるということは、本当にその姿がなくなってしまうということ。手を握ることもできなくなるということ。
私も軽い気持ちで言ったわけではなくて、言葉を選んで選らんで、自分が感じたことを言ったつもりでした。でも父だってそんなこととっくに考えているはず、私の何倍も何百倍も、葛藤があるはず。なんともいえない気持ちでした。
医療が発達して、人は長く生きられるようになった。でも「逝くべき時」というものがあるのではと感じざるをえない状態でした。別れは悲しいけれど、「おつかれさま」と言ってあげたい。冷たいようですが、そう思ってしまいました。
いざその時が来たら、そんな考えを後悔するんでしょうか。
感じ方は人それぞれでしょうけど…
親族を亡くしたことがなくて、考えることがいっぱいです。
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延命治療はいつの時代でも考えさせられますよね…
医者は少しでも長く生かしたいと思うだろうし仕事だし
家族からの延命治療の話しもあったのでしょう
中々決断も難しいですよね
もし自分だったら…そこまでして生きたいとは思わない
でも親には生きていて欲しいと思う 家族も沢山の葛藤があると思いますね
辛いですね。
私も家族を見送る際に、延命について、生きることについて様々な苦悩を感じました。
以下のURLは、私は感銘を受けました。
もし良ければ、ご覧ください。
http://anond.hatelabo.jp/touch/20100718044500
私も10年前に母を無くしました。
幼い時に父親を亡くしてずっと母子家庭で母親と生きて来ました。
母親が元気な頃妻を貰い子供が三人と私達夫婦と母親で生きて来ました。
その母親がなくなった時、何故か涙が出ませんでした。
悲しいと云うよりも幸せな人生だった!と思いました。
孫に囲まれた幸せな人生だったと思いました。
妻は泣いてました。
私は産まれてからずっと、母親と一緒に歩いて来ました。
だから、涙も出なかったんだと思います。
自分なりに親孝行してきたつもりです。
人の死の捉え方は亡くなった方との関わりに方や考え方で様々だと感じます。
私は、お疲れ様、そして今まで育ててくれてありがとう!と、母親を見送りました。
今は人の死が全て悲しい、哀れだとは思わないです。人其々に精一杯生きた証が死だと感じています。
花も満開の時を過ぎて枯れて、また次の季節に生まれ変わります。
命在るもの全て、そうなんだと感じています。
私のつまらない意見も貴女のお祖父様への想いに少しでもなれたら嬉しく想います。
主人も私も医療従事者です。
毎日のように、その「延命治療」に手を貸している身です。
私達は、お互い延命治療をどうするかはきちんと話し合っています。
私は希望しないと言いました。
主人は、「○○(私)の好きなようにしてくれたらいい」と。
治る見込みが限りなくゼロに近い場合、家族の心の問題ってすごく大きいです。
医療に携わっていても、「少しでも可能性があるなら」「延命している間に新たな治療法が」と考えますし、「自分の一存で命を絶ってしまっていいのか」と悩むでしょう。
主さんがお父さんに「おじいちゃんは楽になりたいと思ってるかな」と掛けた言葉、私には残酷に聞こえました。お祖父さんに対してじゃないですよ、お父さんに対してです。
そのことを一番悩んでいるのは、実子であるお父さんだからです。
延命治療を選択しないこともまた、勇気のいる決断だからです。
私は主人にはそんなふうに悩んで欲しくなかったので、延命治療は拒否しました。
ですが主人は、残される遺族には、時として心の整理をする時間が必要であることを知っています。なので、私の好きなように…。私の気持ちの整理ができるまで延命治療をしてもいい、と言ってくれたのだと思います。
正直私は、すぐに楽にさせてあげられる自信はありません。
主さんもお辛いでしょうが、一番辛いのはお父さんであることを忘れないであげてください。
医療者側の立場から思うのは、延命治療をするかしないか決断する立場でない方は、例え身内であっても、安易に口を出すと不用意に人を傷付けてしまうこともあるということ、忘れないで欲しいです。
こんにちは。
まず最初に、ちょっと厳しいことを言うかもです。
福祉関係でターミナルケアを勉強したことがあるとのことなので、最後まで残る機能についても知っていますか?
それは聴力ですよね。
自分も高校生の時に部活で聴力以外が麻痺した瀕死状態になったことがあります。
全身痙攣し、白目をむいて泡を吹いていたらしいですが、自分自身は聴力以外の感覚が麻痺していたので自分の置かれている状態はわかりませんでした。
ただし聴力が物凄く敏感になってまして、聴力だけで周囲の人間の動きを少し高い場所から全て見えているような感じに把握できました。
おそらくその聴力が尋常じゃないほど敏感になっている状態を臨死体験と思う人が多いんだと思います。
その時の感情は決して苦しいものではありませんでした。
触覚も麻痺しているので苦しみではなく、むしろ冷静で、他人事って感じだったと記憶しています。
一番は疎外感だったかもです。
自分の意思や感情とは関係ないことに対して周囲の人達が勝手に解釈して、勝手に動いているというか、何かを外部に表現したいのに表現できないもどかしさと言うか。
もしも同じような感覚だとしたら会話は全て聞こえています。
ただし、それに対して体を動かせない、表現できないだけです。
「苦しいだろうから安楽死を」ってのはもしかしたらは周囲の勝手な価値観かもです。
本人は苦しみすら感じれなくなっているかもですので、苦しいわけではなく、聴力と感情が生きているのでそのことをわかってもらえない疎外感を強めるような気がします。
自分の祖父も死を待つだけの状態から死亡する3時間前に急に覚醒し、多弁な状態になりました。
その時に一番言っていたことは「お前達何好き勝手言ってるんだよ。どうせ今居ない奴等は葬式の準備しているんだろう」でした。
周囲が「わかるよ。苦しいね」等と言ってるのを冷めた感情で受け取っている可能性はあります。
臨死状態の人の気持ちを見た目だけで勝手に解釈するのは遺族の心情を保護するためには当然大事なことですが、それは決して死に瀕している本人のためではないってことは言えると思います。
あくまでも自分の親族の時と、自分の体験からの意見なので参考程度で。お邪魔しました。
>> 8
主人も私も医療従事者です。
毎日のように、その「延命治療」に手を貸している身です。
私達は、お互い延命治療をどうするかはきちんと話し…
貴重なご意見ありがとうございます。
わたしも自分が発した言葉が父にとってどれだけつらいものだったか、恥ずかしながら言ってしまってから気づいたんですよね。確かに命を救ってくださっている方々からすれば簡単に決められないものですよね。
ただ、延命をするかを決断する立場でないというのは少しだけ否定させてください。最終的な決断をするのはもちろん私ではないし、本当の家族である父たちが決めることですが、私も親族の一員として、そういう話になったので意見を言ったつもりです。父への配慮のない言葉になってしまい、自分の考えの浅さを痛感し反省しました。大好きな祖父だけれど、私は所詮孫であって、なんとなく部外者のような疎外感というか…自分の立場というものにももどかしさも感じました。それでも、軽い気持ちで言った言葉ではなかっことだけ理解いただきたいです。こんなこと言っていいのか、どんな言葉で言ったらいいのか、悩んで悩んで悩みまくったので、そこはどうしても。
ただ、医療に従事する者でもない、まだ子供である学生の私の考えなので、間違いがたくさんあることと思います。ご意見ありがとうございます!
>> 9
こんにちは。
まず最初に、ちょっと厳しいことを言うかもです。
福祉関係でターミナルケアを勉強したことがあるとのことなので、最後…
ありがとうございます。
そうですよね、残る者のエゴにだけはなってはないけないと思います。病室ではもちろん一切そのような話はしません。おっしゃる通りで、「楽にしてあげたい」というのは祖父のためを思って言っているようで、「もうこんな姿は見ていられない」という自分たちのための考えかもしれません。
「祖父は今何を思っているのだろう。夢を見ている感じなのかな。私たちに言いたいことがあるけど、ただただ身体が動かないだけなんだろうか。」ずっと考えてしまいます。
参考になりました。本当に祖父を想って、いろいろ考えようと思いました。ありがとうございます。
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