安倍さんの思い…日本はどう在るべき？

とある動画で安倍さんがこんな事を話してたんですが…

「1996年頃だったと思いますが、クリントン政権時代ですかね…その時、94年にKEDO（ケドー）合意というのを北朝鮮として、北朝鮮が核開発を止めれば日本と韓国が4000億ドルルを使って原子力発電所を2基作りますよという約束をして、それが出来るまでアメリカが50万トンの需要を提供するという合意が出来たんですね。で、当時はそれが上手く行っていたと思ってたんですが、実は彼らはウランの濃縮計画を秘かに進めていたんです。その時アメリカは、国連を通して6万トンの米を無償支援しろと日本に要求してきて、日本政府もそれに対応しようとしたんですが、私はまだ当選したばかりの新米議員でしたけど、日本には拉致問題がありますから、何人かの議員と反対をしていたんです。そしたら、アメリカのペリーという、元国防長官なんですが、彼は北朝鮮問題の担当官で、ちょうどその時、ウィンディーシャーマンという女性の大使と一緒に来日していて、彼らは反対している私たち議員を公邸に呼んだんですね。そこでペリー長官が、【アメリカは今、寛容政策をやっていて、北朝鮮の政策を変えさせようとしている。これは上手く行きつつあって、日本も出来る事(米の無償支援)はやっても欲しい、なぜ安倍さんは反対するんですか？】と言うので、私は【そんなこと言われましてもね、日本では拉致をされた被害者がいるんですよ？例えばクリントン大統領の地元のアーカンソー州で13歳の少女が拉致をされても、あなた達は北朝鮮に米の支援をするんですか？】と反論したんです。そうしましたら、ペリー長官とウィンディー大使が顔を見合わせて笑ったんですよ。ちょっと人をバカにしたような嘲笑う感じで…。私はムッときましたが、ペリーがこう言うんですね、【安倍さんね、もしアメリカが北朝鮮にそんな事をされたら、アメリカの海兵隊は平壌に行ってますよ（笑）】と…。で、続けてウィンディー大使が、【安倍さん、日本にそれが出来ますか？出来ませんよんね？出来ないんだったら日本が出来る事をやって下さいよ、米を出すしかないでしょう？（笑）】と言ったんですね。これは非常に失礼な言い方で、私もかなり頭に来ましたが、でもこれが日本の現実なんですよね。今、日本は北朝鮮に対して様々な制裁を行っていて、船の入港禁止や貿易上の輸出入の禁止という措置を可能にしたのは、2004年に私達が作った制裁の為の法律なんですが、当時は出来てないんですよ。指1本触れる事が出来ない…つまりウィンディーシャーマンの言う通りなんですね。何故かと言えば、これはやっぱり、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、私達の安全と生存を保持しようと決意した…と、日本の憲法にはそういう事（他国からの侵略・犯罪）をされないと謳っているので、一切対応する事が出来なかった。つまり私達のこの戦後の体制は、憲法によって13歳の少女の人生すら守る事が出来ないという事なんです」

この動画は2〜3年ほど前に収録されたもので、民主党政権時代(つまり安倍さんは野党議員の立場)だったから語れたこぼれ話だったのかも知れませんが、日本の現実、アメリカとの力関係を垣間見たような気がしました。

安倍さんが、集団的自衛権の行使や改憲･特定秘密保護問題を推し進める動機はこういう所にもあるんですかね？

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