注目の話題: 離婚について相談です。私には妻と成人した子供が３人中学生の子供が1人おります。若い頃は勤めておりましたが、30になる頃両親から実家の事業を継いで欲しいと; 若いうちに恋愛してきたカップルが羨ましい。結婚のプレッシャーに迫られずに恋愛してみたかった。今の歳となったら結婚相手を探さなきゃいけないから恋愛を楽しむ; 整形しようかな。付き合って２年ですが、彼は私とは結婚しないと言っていたので、私から結婚迫るのは控えています。彼は面食いで、元カノやアイドルを”可

ダメダメな彼 2021/08/11 「起きてー！起きてー！」煮えたぎ…

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匿名さん
21/08/12 22:10(更新日時)

ダメダメな彼

2021/08/11
「起きてー！起きてー！」
煮えたぎるような蒸し暑さの中、私、北島なるみは、昼まで寝てる同棲中の彼氏を起こしてる。
「ん、、、んん、、、、、なるみ？」
どうやらお目覚めのようだ
「貴重な1日が終わっちゃうよ！」
「また、夢、、てかもうこんな時間」
「何言ってんのまったく。私がいないと本当ダメダメなんだから」

くしゃくしゃな髪で、だらしなく目を擦りながら彼は寝室を出る。
そしてリビングのドアを開け、踏み場のない散らかった床の隙間をそっと歩き、人ひとり座れるくらいのフローリングが顔を出してるスペースに腰を下ろす。
私の記憶の中じゃ橙色の綺麗なフローリングが埃ひとつなく広がっていたのに。
「まったく、、、約束したよね？私がいなくても自分のことはちゃんとやるって。わたし約束守らない人は嫌いだよ」
「ごめん、、、守れなくて、、ごめんよ」
彼は泣きながら、土下座をしていた。
「あはは、そこまでしなくて良いのに笑」
そして顔を上げた彼の潤んだ瞳に映ったのは、にこやかに笑う遺影の中の私だった。
「ほんとに、そこまでしなくて良いのに。」
そう言って彼に触れようとした私の指先は、何にも触れることなく宙を彷徨った。

「私がいなきゃ、やっぱダメダメね。」