義理父の本気に感服！ さすが料理人。 私はしがないサラリーマン。 妻子…

義理父の本気に感服！
さすが料理人。

私はしがないサラリーマン。
妻子と共に今は妻の実家に居候中。
家の購入を検討していて、その間だけ同居させてもらってます。

休みの日は私が料理を作るんですけど、義理父がチャキチャキの料理人なのでプレッシャーが半端ないです。

例えばカレー。
子供達には甘い「パパ特製ハチミツ牛乳カレー」を作り、喜んで食べてくれます。
大人達にはコクを追求した「婿さん特製オタフクソース仕立ての辛み一番カレー」を振る舞います。
カレーにはうるさい義理母も美味しいと言ってくれますが、義理父は「うん、これなら十分食べられるw(ジョーク混じりな返答)」で何とか及第点を確保w

嫁にも感想聞こうかと思ったら…。
なんでお前がハチミツ牛乳カレー食べてんの！？
しかもおかわりしとるし…。(甘党な嫁)

こっから本題です。長くてスミマセン！

とある日、珍しく義理父が「たまには俺が婿さんの為に作るかなw？」と言い出しました。
これにはみんなビックリ。

義理父は家ではほとんど料理はしません。
やっても魚を焼くくらい。(焼くの上手い)
「はぁ～？そんな事するなら庭の草むしりやって欲しいわ～w」と、いつも通りのツッコミを入れる義理母。

とにかく義理父の料理が始まり、休みの日に朝から一人で買い出しに行きました。
そして仕込みがもう何というか、本当に料亭並みの複雑さ。
見てるだけでは到底覚えられないし、手付きも速い速い。

さて、先ずの一品目。
刺身の盛り合わせ。
まぁ、在り来たりなのは散々見てきましたからね。
ここも特には…。

「おおお…。マジかぁ～！(みんな目が点)」

皿に盛られた刺身はまるでアートの様だ。
大樹に咲き誇る華の様に彩り豊かに輝いていた。
「これが料理人の本気…。」
そそくさとカバンからケータイを取り出して写真を撮る義理母と嫁w

次の料理は酒蒸しや焼き物が中心。
これは私の好物ばかりで、それを知った上でのチョイス。
ん、もう～旨い！

次が秀逸だった。
箸休めの鯛のお吸い物。

これが…。ヤバい！
味はすごく薄めなんだけど、それ故にしつこさが無くて喉までスッと入ってくる。
余計な味付けは一切無い。
ダシの旨味、そしてそれを引き立てる三葉の香り。

「ああ、本当に美味しいものを食べてる人の味覚が洗練されて行くとは、こういう事をいうのかなぁ…。」なんて一丁前のセリフを吐いてしまうw

初めてですよ。
お吸い物を「旨い」と感じる前に「幸せ」と感じたのは。

メインディッシュは義理父特製のタンシチュー。
これがまた破格に旨いッ！

義理父は地元で、このタンシチューで名前を売ってる様なものですから。
デミグラの旨味の中に詰まった絶妙な辛みと甘味のバランス。
極上タンの贅沢な味わいとしっかりした味。(おそらく、ちゃんと下味を付けてる)

「この人はこれしか能がないからねw」
ここでもやはり義理母のツッコミが炸裂する。
何だかんだで夫婦仲良いんだよなw

いやぁ～…。すごい。
やっぱり料理に人生を捧げて来た人の実力は、素人がレシピ見ながらとは次元が違う。
感服です！

あ、子供達はその日先にケーキを食べてました。
子供向きの料理じゃなかったので。
いつか一緒に食べたいですね。

長々と読んで下さりありがとうございました！

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