新型コロナワクチンの先行接種について、どう思いますか？ 薬学生である私が接…

新型コロナワクチンの先行接種について、どう思いますか？

薬学生である私が接種したのは今年の冬でした。それから半年以上が経ちました。未だに接種を推奨（事実上強要）しようとする各国政府は、接種しなければまともな社会生活が送れないようにあの手この手で嫌がらせを続けます。
ワクチンパスポートはその代表。合衆国では接種を拒否した公務員を全員出勤停止にまでしました。
一方でそれに反対する一般市民は当然多く、暴動に近いような騒ぎまで起こってます。
日本ではまだそこまでの騒ぎにはなってませんが、ワクチンパスポートに関するアンケートでは、「リスクを承知で接種したんだから、何らかの恩恵があるべき」という回答までありました（この回答が医学的には勿論、倫理的にもとんでもない勘違いであることは言うまでもありません）。

私の接種から半年経った今ですら、ワクチン接種に反発する人は少なくありません。
接種した人の中には、接種しないのは非国民とか身勝手とかいう、とんでもない差別意識を持つ人も多いです。

ワクチンがある程度の効果があることは誰でも認めるところだと思いますが、ではなぜ拒否する人がこれほど多いのか。
言うまでもなく、重篤な副反応が頻発してるからです。コロナよりも酷い高熱が出て苦しむ人も普通にいます。明らかにワクチンが原因と思われる犠牲者（死者）も止まりません。

繰り返しますが
・ワクチン接種した人＝正しい人、常識がある人
・ワクチン接種しない人＝非常識、自分勝手
という、とんでもない誤解が蔓延してるのが今の日本です。

私が接種した半年前、ワクチンに対する恐怖感は今の比ではありませんでした。今以上に正体不明で、どんな副反応が出るか、まさに人体実験というような状態でした。言うまでもなく、接種したくないと考える人は今の比ではなかったでしょう。

そういう状況でありながら私が接種を選んだのは、お父さんとお母さんが医師であり、その家族として万一にも感染したら多大な迷惑をかけることがあるから、また私自身薬剤師として医療の最先端に出て患者と接する者として、感染拡大のために少しでも役に立つことはしておくべきだという使命感です。実際、その少し後から、医学生のみならず単なる医療現場作業員養成学校である看護学生にまで集団接種が始まりました。

感染症の専門家であるお父さん、臨床医のお母さん、そして薬学生としてワクチンにも専門知識を持つ私と、3人でよく話し合って接種を決めました。

前述のような当時の空気の中で、使命感のために自ら進んで政府のスケジュールより早く接種した私が称賛されるべきだとは言いません。
でもネットでは、「医師の家族だから先に受けれたんだろ」「ズルい」みたいな、とんでもない声がありました。
私はそういう輩に対して声を大にして言いたいです。「じゃあ、あんたたちは、あの時点で接種受けろと言われたら接種を受けたのか？」と。ネットで私を叩いた輩の殆どは、受けずに逃げたでしょう。今でこそ、ある程度ワクチンの安全性も判ってきてはいます（それでも危険なことは変りません）が、当時は全く不明でしたからね。
さすがに、薬学部の仲間は、心配しながらも私の姿勢は理解してくれました。

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