会社を最低な辞め方してやろうと思った時の話しです。 長いですけど良かったら感想…

会社を最低な辞め方してやろうと思った時の話しです。
長いですけど良かったら感想聞かせて下さい。

自分はブラック企業で働いてた時、上司の奥さんがキャバクラで働いてる事を知った。
社長がその上司がいない時にみんなの前で楽しそうに話してたから。
仕事ぶりは真面目な上司だったけど、家とか車とか社長に焚き付けられて高額なのを購入させられて、借金まみれの生活だったらしい。
社長は性格がゴミみたいな人間で、上司の奥さんが勤めているキャバクラに、飲み会の二次会でみんなで行くという鬼畜をやった。
案の定、上司だけ来なかった。
行ける訳がないよ。
他のバカな社員達は上司の奥さんが誰なのか、店の嬢達に聞きまくってた。
社長は奥さんの顔を知ってるけど、ニヤニヤしてその状況を楽しんでた。
自分は会社と社長は大嫌いだったけど、真面目な上司だけは嫌いではなかったので、ものすごく不愉快だった。
奥さんが誰なのか発見したうちのバカ社員達は、わざとらしくお世話になってますw！とか言って、上司の奥さんに酒を注がせていた。
仕事とは言え、自分よりもずっと若い、自分の旦那の部下にお酒を注がされるのは、人としての尊厳を深く傷つけられるものだと思う。
必死に作り笑いしている奥さんの顔を見ているのが辛かった。
でもこの一件で自分は心底この会社と人間に愛想が尽きて、辞める決意をした。
自分は役職ではないけど、企画経営や経理など会社の要職を任されていて、それなりに高額な給与をもらっていた。
それでももうこの環境に居るのが嫌になったし、最低な人間達を地獄に落としたかった。

先ず、うちの上司に転職を勧めた。
仕事は出来る方なので、大学の恩師に頭を下げて上司の転職先を何とか見付けてもらった。
上司にそれを話しするとやっぱり上司も辞めるむもりだったらしい。
転職は何とかなりそうだった。
次に会社の基幹系システムを自分のアカウントでロックして、とある仕組みを施した。
元々が自分しかやれない仕事なので何の支障も無く出来た。
次に会社の売り上げで計上されていないデータ、つまりは脱税記録を担当社員達一人一人の記録を漏らさずに基幹系の裏アカに入力した。
月が変わる直前にデータが反映される様に時限システムを組んだ。

辞める当日。
辞めると言っても、社長からクビと言われる事を言うだけ。
社長の口癖は、お前はクビなw！！だから簡単。
社長に脱税になる前にデータを戻す様に具申したり、架空の産廃業者との取引記録の削除を嘆願した。
案の定、社長は激怒。
今まで特別扱いを受けていた自分だからこそ、社長の怒りは凄まじかった。
早速、もうお前は要らん！出て行け！！と言われた。
勿論本気ではない、脅してるだけなのは知ってた。
それでも、はい、分かりました。と言い、自分は用意していた荷物をまとめてその日に会社を出た。

その日から社長や社員から何回も電話が来た。
戻って来いと、優しい言葉を並べられた。
どうせ基幹系システムが凍結されて真っ青になってるだけ。
凍結されてる間にも脱税データは取引先にリンクされ続けている。
頃合いを見て、税務署と監督署へ通報。
証拠はあちこちにあるので言い逃れ出来ない。
名前の載った社員達も共犯になる。

それからはどうなったのか知らない。
調べる気にもならない。


自分は、社長よりも最低ですかね？

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