この世でふりかかる不幸は仕方ないことだと思いませんか？ たとえば誰かが人を…

この世でふりかかる不幸は仕方ないことだと思いませんか？

たとえば誰かが人を殺したとします。でもそれは生まれついた環境が原因で、もともと人を殺すことになる運命に生まれついたのかもしれない。或いは脳の神経回路が異常で、衝動で誰かがモノをドカ喰いするような同じ感覚で人を殺めたのかもしれない。

こういう話があります。とある真面目な男が急に性犯罪を繰り返し始めた。
そして何度も逮捕されては牢屋に入った。
しかし、ある日その男の脳内に腫瘍が見つかった。手術でそれを除去したところ、男は途端に普通になり、性犯罪を犯すことはなくなった、と。腫瘍が出来なければ男は加害者になることはなかった。男は加害者と同時に運命の被害者でもあるのではないかと思います。

科学がいうには、人間は何かを為そうとする数秒前には脳の神経回路が既にその行動をしようと決めているのだそうです。
これが何を言いたいのかというと、人間に果たして自由意志はあるのか？ということです。
例えばあなたがこの掲示板を開こう！と思ったとします。しかし、既にあなたが思う前に脳はその行動を既に決めているのです。

アインシュタインはこう言いました。「全ての人は見えない糸によって踊らされてる」と。
これからあなたが思うこと、することは既に決められています。自分の自由意志でそれをした、と思っても悲しいことに科学はそれを否定します。

だから、誰かの過ちや罪に対して本人を責めても無駄なことだと思います。
私も遠い昔、故意にせよ悪意を抱いていたにせよ、人を殺めたことがあります。
しかし、それに対して自分を責めて何になるのでしょうか。何も変わらないのに。私も悪役を担わされた被害者です。
それよりは、人間は操り人形に過ぎないのだと知って、苦楽を平等に見る目を養うべきではないでしょうか？
それこそ、仏教にせよヒンドゥー教にせよ、多くの聖典が述べていることと合致します。

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