あの日は特別元気だったから死ぬことにした。 走馬灯が見えた。生きてる間は嫌なこ…

寝る前1錠と書かれた薬を待ちきれず飲んだあとに宗教勧誘されたと思った。私が精神科に行ったのがバレていて病院からつけて来て私を勧誘したと思った。私はそんなのはやりたくなくて迷惑だから怖かった。
お母さんが仕事から帰ってきて私に話しかけた。私は宗教勧誘が怖いと訴えた。お母さんはポストに〇〇教の冊子が入ってたけど、話をしたのか？と聞かれた。私は今日、誰とも会わずに家に戻って薬を飲んだ。誰とも会っていなかったけど、宗教が怖かった。
外で通信しながら宗教の人が私を見張っているような気がした。家の周りで物音が聞こえていた。誰かが家の敷地に入ってきているのだと思った。私はお迎えが来たんだと思った。私はずっと暗い部屋で布団に寝ていた。様子がおかしいからお母さんが一緒に寝ようといったのでお母さんの隣で寝ていた。閉じたノートパソコンから声が聞こえた。か細い男の人の声でスピーカーから優しく囁いている。こっちにおいで、こっちにおいて。私は天使か、天使の振りした悪魔だと思った。
パソコンを開くと電源は入っていなかった。声がスピーカーから流れていた。
私はパソコンを立ち上げていつも見ている動画サイトでお気に入りの音楽MVを見た。
この人の所で私の人生のすべてを謝らなくてはならない気がした。それが許されるだろうと思った。直ぐにそれをしなくてはならなかった。実名で署名して何もかもを懺悔しなくてはならなかった。
朝になって、電波が飛んできて体を触られる。触られたくない所に制汗剤のアルミスプレーを置くと、スプレー缶がパチパチ音を立てた。そこだけ触られなくなった。だから私は頭と股間にアルミホイルを巻くことにした。

• 共感0

なるほど。それはとてもお辛い事です。とりあえず死ななくて良かった😭😭😭

• 共感0

翌日の昼に汗だくで目が覚めた。
体が熱い。
胸がポカポカと熱を帯びて温かい。カーテンの閉まった部屋の布団の中で太陽に照らされてるみたいだった。肋骨を感じた。隅々まで溶けるような焼けるような、私は自分を燃やしている気がした。
シャワーを浴びると全身の皮膚にパチパチと何かが当たってくる。また電波だと思った。私は自分が今一人じゃないんだと思って嬉しくなり、裸だけど誰か見てるのかな、ずっと見てたのかな、とはしゃいだ。私はお迎えがくるんだと思った。触られすぎて体が蕩けていた。性欲を煽られていてずっと触られていた。私はまたアルミのパンツをつけた。淋しいから頭には被らなかった。
お母さんが帰ってきて心配そうにしていた。お母さんが薬を見つけた。
お母さんが夜間救急外来に私を連れて行った。
私はお母さんが狂ったと思った。
偶然主治医の先生がいて、私を診た。私は電波が飛んでくること、触られること、胸が熱いこと、私はお母さんが心配ですと訴えた。
先生は薬の副作用の可能性があるので薬の効果を打ち消す効果のあるおくすりを出しますと言った。頓服も出た。お母さんが頓服をどの程度の時に飲ませればいいかわからないと先生に言った。うるさい時に飲ませてと先生が言って私は吹き出した。
院内処方で渡され、薬の説明を二人で読んですぐに薬を飲んだ。
眠くなって、家に帰ると私は起き上がれなくなった。

• 共感0

数日前から私が夜寝る頃に笑ったり叫んだりしているのを心配していたとお母さんが言った。私は私が叫んでいる記憶がなかった。
いつからか聞くと、薬を飲んだ日からだった。薬を見ると数が合わなかった。たぶんどこかの段階で過剰に飲んでいるようだった。
私はもっと薬を飲みたいと思ったことだけ思い出した。たぶん、飲みたくなって多く飲んだんだ。
落ち着かせる薬が切れる頃、突然焦りが全身から噴き出すように湧いてくる。
どうしよう！そう何度も叫びながら家中を歩き回って外に飛び出した。
薬が効いてるうちは大体起き上がれなかった。
いつ貰ったかわからないけど記憶だけある電話番号の紙切れがスマホに貼ってあった。
貴方がとてもいい子だからうちの息子を紹介したいと道案内したおばあさんから貰った。
いつか思い出せないけど、怖かった。どうなってしまうのかわからなかった。頭の中でさいとうさんというおじさんが私に本を読みなさい。読みやすいものから始めなさいと言った。
私は自分の身体に何が起きているのか知ろうとした。横紋筋融解、精神錯乱、幻聴、妄想、焦燥。薬の副作用欄にどれも書かれていることだった。取り敢えず太宰治の短編集を読むことにした。おじさんが漢字の書き取りをしなさいと言った。やると優しく褒めてくれた。
お母さんが気晴らしにランニングに誘った。私の日課だったから。私は走ってる間、周りの人に容姿を貶されているのが聞こえたけど、黒い影が私の後ろにいつもついていてそれがとても心強く感じた。いつも通りの距離を走った。
1週間毎に5キロずつ増えていっていた。体が重いけど、何とかしようとは思わなかった。今までなら泣き叫んで痩せようとしただろう。落ち着かせる薬は私に悟りのような気持ちを持たせた。

• 共感0

一週間に一度だった診察日は回を重ねるごとに伸びていった。
使っていた気持ちを落ち着かせる薬で副作用が出た。生理が止まって母乳が出た。
それから何度も薬が変わった。
どの薬も、どうやら妄想を抑える類の薬ばかりだった。
私はいつの間にか妄想疾患患者扱いになっていた。
だから先生に最初に飲んだ薬のせいだろと言った。先生は私の言葉を遮って不機嫌で強い口を挟ませない抑揚で話を続けた。この話はしたくないということだと思った。
1年後、先生があなたに異常は見られないと思うと言った。私はショックを受けた。その頃には先生と最初の薬の話も出来るようになっていた。私は何故か先生が紫色のライトの部屋で首が締まって酷い顔でブルブル震えるのがいつも眼の前にちらつく。私は先生に恋していた。
先生が私をおかしくなくて治療を終了するといったので、薬を飲むのをやめた。

• 共感0

やめてから、薬を飲んでいる方が生きていられることがわかった。
先生は私に新しい病名をつけて転勤して行った。
先生の酷く歪んだ死に顔が頭に閃いて離れない。
先生が憎いの？

• 共感0

要約すると薬飲んで横になるのが一番ベストということね
主にちゃんと合う薬が見つかるのと、ヤブ医者じゃないまともな医師が見つかることを祈るよ

• << 10 先生とまともに話そうとしなかったのは私で、先生に嘘ついて薬を貰ったのも私。 それでも先生をただのヤブ医者と切り捨てられるの？ 読んでレスくれるのは嬉しいけど、読んでないと思った。

• 共感1

>> 7 薬飲んで横になってベストである点が文中のどこにあるのかわからなかい。

• 共感0

>> 2 なるほど。それはとてもお辛い事です。とりあえず死ななくて良かった😭😭😭 それが良かったかどうかはたぶん人生の最後に決まると思う。

• 共感0

>> 7 要約すると薬飲んで横になるのが一番ベストということね 主にちゃんと合う薬が見つかるのと、ヤブ医者じゃないまともな医師が見つかることを祈るよ 先生とまともに話そうとしなかったのは私で、先生に嘘ついて薬を貰ったのも私。
それでも先生をただのヤブ医者と切り捨てられるの？
読んでレスくれるのは嬉しいけど、読んでないと思った。

• 共感0