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【宇宙と人間】 独自の視点で生物進化の痕跡を追い、人体の中に宇宙を見た解剖学者…

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悩める子羊さん
23/08/11 09:02(更新日時)

【宇宙と人間】
独自の視点で生物進化の痕跡を追い、人体の中に宇宙を見た解剖学者、三木成夫(1925〜87)。

魚以前からの生命の歴史を考えると、基本は植物的なもの。ナマコのような無脊椎動物、1本の内臓の管が生物の体の始まり。そこに手足や目玉が後からくっついてできたのがヒトの体。

ヒトの体の真ん中には口、胃、腸、肛門と1本の管がある、それが吸収し消化し排泄するという生命の営みの中心である。

海の生物が上陸し空気呼吸を始めるとエラは不要となり退化。くびれができ首となる。筋肉は上に移動して哺乳(ほにゅう)のため口周辺の筋肉が発達。顔の表情筋、のどの筋肉、耳に進化。顔面に集まっていた味覚細胞は乾燥を防ぐため口の中の舌へ逃げ込む。ヒレは伸びて手足となる。ヒトの耳の奥には液体があり、空気の振動が耳の中で液体に伝わり、液体の波に変換されて脳に伝わる。海の名残である。太古の海で単細胞の生物は海水中の栄養を全身から吸収していたが、陸に上がっても液体の便利な特性を捨てられず、体の中に血液などの形で液体が残った。これも生命進化の記憶。胎児の世界でも、生命の進化が繰り返される。

ヒトの胎児は受胎から30日を過ぎてわずか1週間で、1億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとく再現する。受胎32日目の顔には魚の面影があり、エラ孔の列があって、手はヒレの形をしている。34日目になると両生類のカエルの顔に、36日目に爬虫類の面影になる。心臓には隔壁ができ、空気呼吸の準備が整う。体が水中仕様から陸上仕様になるという生命進化上の劇的変化に必死で対応し耐える苦闘が「つわり」となって母体に表れる。そして38日目にようやく哺乳類の顔となる。

太古の昔、海の中の生き物が上陸し、海の浅瀬に転がって長い暮らしを送っていたとき、呼吸は寄せては引く海の波のリズムとともにあった。海辺では数十秒ごとの潮の満ち引きに加え、月の引力によって1日2回の干潮・満潮。それが1年で700回、1億年なら700億回。1本の管(内臓)にもそのリズムが記憶される。さらに太陽と地球の関係で昼と夜が繰り返される。そして太陽に対する地軸の傾きで春夏秋冬の四季がある。つまり海辺には干満が昼夜が四季が作り出すリズムがあり、1本の管(内臓)にその変転のリズムが刻まれる。その1本の管が現代の私たちの体の真ん中に残っている。内臓の「こころ」である。内臓が宇宙とつながっている。脳で考える意識とは別。感情とも別。喜怒哀楽は脳にスイッチがあり、ある種の無意識も脳の働きだが、人間が持つこころ(内臓)は宇宙と繋がっている。緊張すると胃がキリキリしたり、お腹の具合が悪いと落ち着かなかったり。つまり内臓が全てを受信している。海の波のリズムと体のメカニズムが対応してるのと同様、人類の内臓が宇宙と繋がっている。

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No.3851969 23/08/11 06:36(悩み投稿日時)

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No.1 23/08/11 06:44
匿名さん1 

勉強になる。

No.2 23/08/11 09:02
匿名さん2 

身体ってすごいんだな。

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