高校生の部活動のはなし。 同学年13人の中で1人友達ができた。一年生の頃は…

高校生の部活動のはなし。

同学年13人の中で1人友達ができた。一年生の頃は順調だった。キツくても部活動が楽しくて大好きだった。一年後、その唯一の友達が退部してしまった。自分は1人になっても落ち込まないよう頑張っていこう、他のみんなと仲良くなって、友達がいた時のように頑張ると誓った。しかし、空き時間にちょこっと話す友達がいないことは、やはりダメージだったと思う。先輩がいた頃は先輩の為と思って何とか頑張れたが、自分らの代になったとき、私は何のために、しているのかだんだんわからなくなってしまった。友達の為でもない、自分の為でもなくなってしまった。ただ、しているスポーツだけは上手くならなきゃいけないという気持ちだけ。私は先生や先輩に上手いと言われ、期待されていたため、私も上手くて、頼り甲斐のある人でいなければならないと感じていた。それがプレッシャーとなり、本当はこんな頼られる人じゃない、そんな度胸や実力のある人ではない、という弱音を吐くことができなかった。
そして、今まできつい言葉で傷つけられてきた自分やみんなの経験から、私はアドバイスするとき、誰も傷つけないように、優しい言葉を選ぶようにしていた。怒ることはなく、いつも肯定していた。それと引き換えに自分の悩みを打ち明けることもなかった。いつもみんなの行動を見て、それに反応しているだけでもあった。とても受け身になっていた。自分の悩みを言うことで周りがネガティヴに引き込まれるため、誰も聞きたくないだろうと思っていた。私はいつだって本音を隠していた。正直、時間が経てば、話せる時が来る、誰かがこの思いに気づいて、聞いてくれると思っていた。
しかし、そんな時はこなかった。私のやる気はどんどん自分の気持ちの圧力に押しつぶされいき、ほとんどゼロになってしまった。気づけば誰も信頼していないし、誰も信頼してくれていない。人がどんどん離れていき、完全に一人だった。意見も言わない何も考えてないやつ。ネガティヴでノリの悪いやつ。そう呆れられていると思います。
引退が一週間後の今、何が残っているかと言ったら、何もない。友情も、絆も、信頼も、自信も、思考力も、何もない。ただ、辛かった、ということだけ。

みんなが信頼や絆を築いている中、私がこのような状況になってしまった原因は何だと思われますか。やはり受け身だったことでしょうか、強がって本音を言わなかったことでしょうか、環境が私に合っていなかったのでしょうか、
私のコミュ力の問題でしょうか、
それとも思考力がなく、人任せにし合わせてしまったことでしょうか。

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