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【終活総論】 「生老病死」は世の定め。 高齢で家族・親族がいない、も…
【終活総論】
「生老病死」は世の定め。
高齢で家族・親族がいない、もしくは家族・親族はいるものの別居している人の終活は難しい。
「孤独死を防ぎたい」「葬儀や遺品を希望通りに処理したい」という願いが多い。
終活は「人生の終わりに向けて準備する活動」のこと。具体的には身の回りの整理、葬儀や墓の準備、財産相続のプランニングなどが挙げられる。
現代では高齢化社会の進行によって「老い」への関心が高まるとともに、単身高齢者の孤独死や相続トラブルといった社会問題も増えている。
60歳以上の男女の約3分の1が孤独死を身近な問題として「まあ感じる」「とても感じる」と答えている。
〇終活しないと発生するリスク
・孤独死して誰にも気づいてもらえない
・財産の相続が自分の希望と異なったものになってしまう
・自分の死亡、または認知機能の低下によって親族や家主など周囲の人に迷惑をかけてしまう
〇孤独死を避けるための対策
・宅配サービスや訪問看護などの訪問サービスを利用する
・遠隔地に住む親族に安否を伝えられる見守り家電を利用する
・地域イベントなどに参加して地域の人たちと関わりを持つ
・財産の相続は法的効力のある遺言書を作成し、自分の希望通りに相続を進める。
〇具体策
エンディングノートを作成する
死後事務委任契約を結ぶ
遺言書の作成
①エンディングノートを作成する
自分自身の個人情報や緊急連絡先のほか、医療や介護に関する情報、葬儀やペットの世話などについて自分の希望を記載しておく。
②死後事務委任契約を結ぶ
死後事務委任契約は自分の死後に発生する様々な事務手続きを生前に依頼しておく制度。死後事務と呼ばれる以下の手続きを第三者に委任する。
・通夜や葬儀、埋葬
・入院していた病院や介護施設の費用の支払い
・公共料金やカード会社などの解約
・自宅や介護施設の片づけ
③遺言書を作成する
遺言書を作成するメリットは、自分の財産を相続する人を自分で選ぶことができること。人が亡くなった場合、その財産は民法で定められた法定相続人が相続することになる。法定相続人は配偶者や子ども、兄弟姉妹とその子どもなど。法定相続人がいなければ財産は国庫に入る。
・家族や親族以外の相続先を検討したい
・自分の財産が国のものになることに違和感がある
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