学生の頃住んでたアパートは木造で築年数が40年以上経過していた。 家賃は2…

学生の頃住んでたアパートは木造で築年数が40年以上経過していた。

家賃は27,000円。格安。

老朽化のせいで
ドアを開けるのもコツがいった。

或る時・・・
知人が｢君、〇〇荘に住んでんだ｣
と呟いたのが気にはなった。

それでも風呂も便所もあったし満足していた。

忘れもしないあの日。

エアコンもない寝室
平成2年8月13日の深夜2時過ぎ。

ドアノブをガチャガチャと回される音で目が覚めた。

その後もかすかな音に震えた。

気絶する程、恐怖を感じた。
固まって一睡も出来ない。

明け方、我慢出来ずにトイレに・・・
トイレを済ませて寝室へ戻る途中
自分の後ろに誰かいる。

後ろに何かの気配を感じる。

絶対に何かいる。



逃げた。

ふわふわと白い何かがついてくる・・・









俺の尻についたトイレットペーパー☺

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