不登校になる前のあなたは、不登校の子たちを見下していたのかもしれませんね。

不登校になる子は怠けている、みんなと同じ道を進めない負け組である。

主さんの相談を読むと、そんな気持ちがなんとなく読み取れます。

別に主さんが酷いやつだと言いたいわけじゃありません。多分みんなそんなもんです。
学校に問題なく行けている人の全員とは言わないまでも、多くはそのように不登校の子に対して勝手なイメージを持ってるでしょう。
不登校になったことがない大人も然りです。

でも、現実はどうだったのでしょうか？主さんは不登校になって、学校に行きたいのにいけない。凄く苦しい。気持ちが行きたくても身体が言うことをきかない。
周りも怠けだ甘えだと言う、口に出して言わなくても態度で出してくる。凄く苦しい。

不登校の子たちというのは、主さんが思っていたような子だったでしょうか？
主さんにはその答えが痛いほどわかっているはずです。

それが「経験する」ということです。

主さんの今の苦しみは、周囲からの目もありましょうが、自分自身が自分に向けて突き立てている攻撃による部分もあります。

周りは変えられませんが、どうぞご自分だけはご自分を責めないであげてください。
不登校は怠けでも甘えでもないのだから。

さて、そうは言っても現実的な話をすれば、今の状況は良くないと思ってるでしょうから、どうするかを考えましょう。

まず、「今は学校に行けない」というのはこの際一回受け入れましょう。

学校でしかできない経験というものも確かにありましょうが、学校にいるだけではできない経験もまたあります。

他の人と同じではできない経験というものがあります。
不登校とはどういうものか、ということを知った経験もそのひとつです。

学校に行けないのなら、学校にいては経験できないことを経験し、学校では学べないことを学んでください。

決して家に引きこもらず、外に出ていろいろなものを観察したり、図書館でゆっくり本を読んでみたり、絵でも楽器でも習字でも何でもいいので芸を身につけてみたり。

あなたは他の人が持っていない"自由な時間"を持っています。
悪いことばかりに目を向けるのではなく、良いことに目を向けて、今できることを一生懸命やってみてください。

応援しています。