これは誰も悪くない案件だとは思いますが…。中学のときに｢大人になれなかっ…

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匿名さん
2024/05/07 22:20(更新日時)

これは誰も悪くない案件だとは思いますが…。

中学のときに｢大人になれなかった弟たちに｣という実話が国語の教科書に乗ってました。

作者が太平洋戦争真っ只中の時期に小学4年生で、弟のヒロユキが産まれました。父は戦争にいって消息不明、食料品も満足に手に入らない状況で母は配給された食料品をほとんど子供たちに与えていました。
そのためお母さんは栄養失調で母乳が出なくなり、弟のヒロユキの食料は配給で時々出てくる粉ミルク1缶のみでした。
作者は弟が可愛くて仕方ないし、ヒロユキはミルクしか飲めないのを分かってたのに、悪い事だと思いつつも、腹ぺこだった作者は何度も盗み飲みしてしまいました。
母は作者を怒鳴ることはしないけど｢ヒロユキのご飯は粉ミルクだけだから…｣と諭すだけでした。

戦時中はチョコや飴みたいな甘いものはなかったので、常にひもじい思いをしてた成長期で食欲旺盛の作者にとって甘いあまーい弟のミルク缶はヨダレが出るほど魅力的でした。
自責感で涙を流しながら哺乳瓶でミルクをこっそり飲んでいました。

結局ヒロユキは栄養失調で死んでしまいます。
それまで決して泣かなかった母はヒロユキを棺桶に納める時に
｢こんな大きくなっていたのね。｣と初めて涙を流しました。

作者が弟の命である粉ミルクを飲んだからなのか、飲んでなくてもヒロユキは死んでいたのかもしれませんが、作者にとって一生忘れられない出来事として弟の死は深く刻み込まれました。

これに対して｢状況的に戦争が1番悪いのは明白だけど、強いて言うなら作者が悪い。ほかの子供たちで弟の粉ミルクは飲んではいけないと自制できていた子供もいたはずだから。｣との意見がありましたが、わたしは常に飢餓状態だった作者を責めることができないと思うんですよね…。

まぁ人それぞれ考えることは違いますが、日本って子供に厳しいんですかね？

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お母さん

No.4044897　2024/05/07 20:53(悩み投稿日時)

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No.3 2024/05/07 22:20
おしゃべり好きさん3

全文読んできました
切ないですね
これは善悪など問えない
みんな、あるもので精一杯生きた
残念ながら一番弱い立場のヒロユキちゃんが犠牲になったという結果論
おかあさんが言うように、栄養失調でなくても、もしかしたら空襲で全員
バラバラで亡くなってしまったかもしれない
そうでも思わないと残酷です
ただ、ご時世とはいえ、親戚の対応にモヤっとするのと、
唯一のヒロユキちゃんの栄養源のミルクの配給が無くなる疎開
という選択をしてしまったことが悔やまれます。
これも誰も空襲では亡くならなかったという結果論ですが。

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No.2 2024/05/07 21:30
匿名さん2

この場合の話しで言えば作者(お兄ちゃん)を責めるのはちょっと違うと思います。
他の人は我慢していた。と言うことも定かではありませんし、時代背景から考えれば飢えをしのぐためにはそういうことはしばしばあったことだと思います。幼い子供に飢えをしのぐ手段があるなら、それは食べ物を貰うか盗むくらいしかないですね。
これについて何が悪いかを必ず決めなくてはならないなら、それは誰でもなく戦争そのものですね。主さんの言う通りだと思いますよ。

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No.1 2024/05/07 21:10
匿名さん1

わたしも作者を責めるのは難しいです。作者はそうしようと思ってしたわけじゃなく、極限状態で無意識だったと思います。

わたしも小学生の頃は家が貧しく空腹でした。ダメですが子ども用の風邪薬を食べて腹を満たしていたんです。もちろん薬を食べたくてしたわけじゃなく、気づいたら口に放り込んでいたんです。

勝手に体が食べようとするんです。あれを我慢するのはムリですよ。何かを胃に詰め込むことで頭が支配されるんですから。