【古典の名作文学】 ①『源氏物語』 著者・紫式部 日本文学の歴史上最…

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2024/10/05 12:05(更新日時)

【古典の名作文学】

①『源氏物語』 著者・紫式部

日本文学の歴史上最も古い時代に完成された長編小説。

主人公である「光源氏」の恋愛物語。母を早くに亡くしてした光源氏は母親への思慕をかかえて生きており母親によく似た継母「藤壺」と関係を持つ。『源氏物語』は全54帖。光源氏は第1帖「桐壺」から、第41帖「幻」まで登場。その後は光源氏の息子・薫が主人公の物語が続き「宇治十帖」と呼ばれる。

②『枕草紙』 著者・清少納言

『源氏物語』と並んで平安時代の傑作文学と称される。『枕草子』は物語ではなく随筆。三百の章段から成り筆者が心を惹かれるものについて瑞々しい筆致で書かれた章や宮廷生活での出来事や筆者自身の体験について具体的に書き写されたものもある。『枕草子』は「をかしの文学」と呼ばれる。「をかし」つまり筆者が「おもしろい」「興味深い」と感じたことが書かれているため。

③『平家物語』 著者・不明

『平家物語』は鎌倉時代に成立した文学作品。武家から身を起こした平清盛が貴族勢力をしのいで大きな権力をもつが、やがて平家の力が落ち、滅亡していくまでの過程が描かれる。琵琶法師の弾き語りにより一般的に広まった。

④『方丈記』 著者・鴨長明

平安時代の末期から鎌倉時代にかけて成立。
『方丈記』は出家し独り山で暮らす鴨長明という歌人によって書かれた。「世の中にあるすべてのものは変化し、不変不滅のものはない」という思いがつづられており、筆者のその信念は冒頭の「ゆく川のながれは絶えずして しかももとの水にあらず」という一言に凝縮されている。天災や遷都、政権交代などであわただしく揺れ動く人々や社会を達観した視点から描いている。京都を襲った大火災や飢饉、疫病などの様子が詳細に綴られている。『方丈記』は優れた随筆でありながら、災害についての「記録文学」でもある。

⑤『徒然草』 著者・兼好法師

鎌倉時代末期に成立した随筆集。神職の家柄に生まれ三十歳前後に出家した歌人・兼好によって著された。人間の生き方や社会への鋭い考察が描かれている。『平家物語』や『方丈記』と共通して、「無常観」に根差した思想に基づいて書かれている。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並び「日本三大随筆」の一つに数えられる作品。

「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかいて」で幕を開ける『徒然草』は、その冒頭の文句の通り、兼好法師が気の向くまま思いつくまま、日常生活での出来事やその雑感について書いたもの。
「花は盛りに」ではじまる137段が有名。花(桜)は満開のとき、月は陰りのないときばかりが素晴らしいのではない、花が散り、月が傾いたときも趣はあるものだと兼好法師は言う。日常の「なにげなさ」のなかに人間の真理や情緒、無常観を見出し綴っている。

 ⑥『奥の細道』 著者・松尾芭蕉

『奥の細道』は松尾芭蕉によって書かれた紀行文。『奥の細道』は芭蕉の傑作俳句を収めた作品であり、かつ芭蕉が弟子と旅をした道程を記録した文学作品でもある。

「平泉」の章では権力を有したものの滅び去った奥州藤原氏や武将・源義経の軍勢を想い「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」、「五月雨を降り残してや光堂」の名句を残している。

 

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No.4150722 (悩み投稿日時)

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No.1

『竹取物語』が好きですね。中学生で習って「かぐや姫ってこんな話だったのか」と驚いたのを覚えています。絵本版だと求愛するシーンがカットされているんですよね。

火鼠の皮衣とか燕の子安貝とか、ファンタジーなアイテムにわくわくしていました。月に帰るという壮大さも好きですし、かぐや姫の代わりに貰った不老不死の薬を富士山に捨ててしまうラストも切なくて良いですね。

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