穏やかで美しい小説を書こうと思っています。 初めのシーンなのですが、どう思いま…
穏やかで美しい小説を書こうと思っています。
初めのシーンなのですが、どう思いますか?
「すごい雪だ」
一面真っ白になった世界をザクザクと踏み進めながら、私は言った。
遠くに鹿が居る。湖畔の近くを歩いている。
どこか非日常にも映るこの世界にも、すっかり慣れてしまった。というのも、今年に入ってから、ずっと大雪だからだ。
「こんな雪はずーっと、無かったらしいですよ。」
隣を歩く妻がそっと告げた。
我々は去年の秋ごろにここに越してきて、こちらでは初めての冬なのだ。
「どのくらいだろう」
私は、こんな雪が毎年ではかなわんと思い、聞いてみた。
「あなたが最後に恋に落ちてから経った年月くらいです。」
奇妙な言葉が返ってきたので、少し驚いた。
私たちが恋に落ちてから二十年は経つ。…
「ここ二十年で一番酷い雪、ということかな」
「はい」
妙に嬉しそうな妻の顔を見て、私は存分に笑った。妻も、笑った。
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文章表現に難があるかな?
(ディスってる訳でなく、もっと良くなって欲しいからストレートに言いますよw?)
先ず冒頭の入り方。
美しくしたいなら「すごい雪だ」という直接的な表現でなく、「全て真っ白だ…。」と、敢えて雪という表現を曖昧にして、後に続く文でそれが大雪である事を説明した方が、初めの一言がミステリアスな表現になりますよ。
雪の中を歩く擬音もザクザクでは都会の踏み締められた雪に感じますから、ギュッ、ギュッと、などで新雪の上を歩いている感覚を表現したらどうでしょうか。
遠くに鹿が~の一文はあまりに本文の中の情景表現と独立していますね。
わざわざ一文にするのではなくて、他の情景説明の中に入れた方がスマートです。
説明が飛び飛びになる感覚が気になります。
「ずーっと、」という言葉のチョイスは良くないですね。
国語表現からはみ出してしまうと、それが会話の中の言葉であっても稚拙に感じてしまいます。
そこは素直に「ずっと」で良いと思います。
小説の中の文は会話の表現が難しいのはそういうところですから。
まだまだありますが一旦ここまでで失礼!
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