ドラえもん

以前のドラえもんは『優しさ』がありましたよね。ダメなのび太を、ドラえもんが叱ったり励ましたりしながら、大きな愛で包み込む…てな感じで。
でも今はただたんなるダメっ子のドタバタ劇になってる気がします。すぐに他人をバカにしたりするし。
たぶん、現在の制作者たちが、実はとっても深い『ドラえもん』というアニメの特徴を捉えきれないままに、新たに作り始めてしまったんじゃないでしょうか。
今の『ドラえもん』を現代の子ども風に作り直したつもりでしょうけど、そのような子どもに媚びた姿勢でアニメを作ってもすぐに見破りますよ、子どもってそんなにバカじゃないですから。
私が親だったら、今のドラえもんは見せたくありませんね。いろんな場面で、のび太を笑いものにしたり、正義の味方であるはずのドラえもんが人をイジメて笑い転げてたりするんだもん。
面白いかどうか、絵がどんな感じか…という考え以前に、教育上良くない番組になった、というのが率直な意見でしょうか。
こんな中途半端な番組にして視聴者の夢打ち砕くなら、潔くジ・エンドにすべきだったと思います。