娘の自傷行為

リストカット、アームカット、レッグカットしていました。
両肩、左腕の手首から肘まで全面ビッシリ傷があり、左の太ももは抉れてしまったので結構分かりやすい傷、あとは両足首の内側に残っています。

キッカケは本当にささやかなもので、ふとした時にカッターで指を切ってしまったんですね。
そしたら無意識にそれを握りしめて、いつの間にか左腕に漢数字の三のような傷ができていました。
痛みもなくどこかすっきりしてしまって、そこから7年間ほぼ毎日切っていました。

私は笑って周りの空気を和ませようとして生きてきたので、祖母からは離婚したお祖父ちゃんの悪口を聞いたりするのが日課でした。
ただ両親はとても良い両親で、逆に嫁姑問題で喧嘩しているのが辛くて、笑って必死に和ませていました。
小学中学と虐められていた子を助けたことがキッカケでイジメの対象になりましたが頑張って我慢して高校に入学、そこで友達同士のトラブルに巻き込まれ何故か理不尽なハブられに発展。
その時にもう笑っていられなくて、でも笑う以外知らなくて、自傷という結果になったのかと思います。

母親に泣かれながら手当てされて、包帯を巻かれたこともありました。
でも自分のせいで悲しませてしまったと思い、また自傷の繰返し。
そんなときに向き合ってくれた恋人に出会い、今日はここが治っているからここにしよう、とか、もう傷だらけで切る場所がない日は、今日はちょっと頑張って我慢しよう？とか、言ってくれる人でした。
それから3年経って、ある日の朝、凄くすっきりした時があったんです。
その時に「私、もう切らない」って宣言して、すっぱりやめられました。
何故そうできたのか自分でも疑問ですが、恐らく切る理由がその時に思いつかなかったのだと思います。
自分が嫌いで仕方なくて、思ったことも言えないから自分にあたっていたのに、その時は「ああ、もう必要ないや」って思えたんですよね。

娘さんもきっと色々葛藤して、それでもその選択しかできなくて、苦しいんだと思います。
止めろと言われても止められないし、というか止めたくても止められないというのが本音でした。
止めるキッカケに出会えるまでまだまだかかるかもしれませんが、娘さんもきっと止められる日が来るはず。
焦らずいきましょう？そんなに想ってくれる主さんがおかあさんなら、きっと大丈夫。
娘さんが少しずつでも自分と向き合っていけるよう、願っております。