パニック障害。助けて

あ、シーンとした場所での発作だよね？
それ俺も苦労したよ。
独特の場だし、鼻唄歌ったりも出来ないから、気分を紛らわしたりすんのが案外難しいんだよね。 俺はそんな時は、人間ウォッチングしてたよ。
待合室とかは必ず誰かいるでしょう？
そしたら、その人の仕草や服装から、年齢、趣味、月の収入、恋人の有無、スリーサイズや下着の色や形とか、何でも推測してみんだよ。
んで興味が向いた人間で物語作ってみんだ。
例えば、｢このオバサンは服装は派手だけど、アクセサリーは安物…て事は自分で買ってるな…んじゃ恋人は居ない…結婚はこの服装ならないかな…いや、でも旦那も見放してるのかも…若しくは、旦那がお前は頭おかしいから病院行けって言われたから病院に来てるのかも…それともこんなセンスを好む病気とかあるのか?…あるとしたら病名は…頭髪紫色症…北斗神拳の技みたいになってもうた…いやあぁ見えても胸に七つの傷があるかも…いや、病院に来てるなら寧ろトキか…にしてもあの服装なら下着が気になる…｣みたいにさ、俺は今でも喫茶店とか入るとたまにやっちゃうんだよね。
でも楽しいし、暇潰しにはいいと思うよ。
携帯も使わないから場所も選ばないしね。
あとは、どうでもいい事で真剣に悩んでみるとか。
｢絶対にバレない完全犯罪のやり方｣｢売れそうな便利グッズの考案｣｢車のワイパーに代わる新型ワイパーの形｣｢どうしたら楽に儲けられるか｣等々、興味がある事を真剣に考えるのもいいね。
案外そこから新たな人生が開けるかも知れないしね。
ただ、全く動かずに考え事すると駄目だから、手に何か持ってるといいと思うよ。
イメージとしては、胡桃を手のひらで転がすみたいな感じね。 物は何でもいいよ。
俺はアクセサリーの数珠を使ってたね。
普段は腕につけてね。
うん、あとはやっぱりテキトーな気持ちで気楽にリラックスして、肩から力を抜く。
深呼吸も悪くないよ。

何度も失礼しやした。