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映画評論家・町山智浩、デヴィ夫人の訴え黙殺に「日本のマスコミは最低だ!」 …
学生さん
16/06/01 11:05(最終更新日時)
映画評論家・町山智浩、デヴィ夫人の訴え黙殺に「日本のマスコミは最低だ!」
町山智浩「先週、『アクト・オブ・キリング』というドキュメンタリー映画の、試写会と記者会見がありまして」
山里亮太「はい」
町山「デヴィ夫人がいらっしゃって、『アクト・オブ・キリング』という映画について説明をしてくださるってことで、僕が聞き手をやらせていただいたんですけども」
赤江珠緒「それほど相応しいゲストはいるかって話でしたもんね」
町山「そうですね(笑)『アクト・オブ・キリング』は、1965年、今から50年くらい前にインドネシアでデヴィ夫人の旦那さんだった、スカルノ大統領が政権を追われて。軍部のスハルトという将軍が軍事クーデターを起こして政権をとったという事件のドキュメンタリーなんですね」
赤江「はい」
町山「その後、100万人といわれるスカルノ大統領側の人たちが粛清されたんですけども。それでデヴィ夫人は実際に現場にいて。奥さんでしたから。監禁されてるんですね」
赤江「あぁ」
町山「『いつ殺されるか分からなかった』という話を記者会見でしてくれましてね」
山里「えぇ」
町山「その時に、『日本大使館は私を全然助けてくれなかった』と。何故ならば、日本政府とアメリカ政府は、スカルノ大統領がアメリカに逆らっていたんで、邪魔に思っていたから、スハルト将軍側を支援してたんですね。アメリカと日本は。だからデヴィ夫人を助けられなかったんですよ」
赤江「へぇ、そうだったんですか」
町山「その後に起こった100万人の虐殺に関しても、アメリカ政府、日本政府は黙認してるんですね」
山里「あぁ」
町山「それをデヴィ夫人は語っていて。そうしたことがあったこと自体を信じてくれない人が多いので困るんだけれども。【アクト・オブ・キリング】は、それに加担した側の人たちが『こうやってやったんだ』って言ってますから」
赤江「本人たちがね」
町山「『決定的な証拠であると。この映画を公開してくれてありがとうございます』と。このことに関しては、日本政府も責任があるし、その政府がインドネシアで現在も続いているんですよ、と。その話をしてくれたんですね」
赤江「えぇ」
町山「記者がいっぱいきたんですよ。新聞記者とか。スポーツ新聞や、テレビ局のワイドショーもいっぱいきて」
赤江「うん」
町山「この映画の出来事を日本の人々はほとんど知らない。インドネシアの人たちが100万人も亡くなってる。それに日本政府が加担してたって現実を知って欲しい」と。
山里「はい」
町山「それで翌日の記事やニュースを見たら『デヴィ夫人、平手打ち、戦う』って記事になってるんですよ」
赤江「あれ?」
町山「『アクト・オブ・キリング』の舞台となっているインドネシアで、デヴィ夫人が現場にいた、日本政府も加担した凄惨な映画って、どこにも書いてないんです」
山里「ワイドショー的な感じにね」
町山「日本のスポーツ新聞各紙、普通の新聞各紙、ワイドショー全部」
山里「たしかにそうだ」
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