先日、半年パートした会社を解雇された。何か問題や不祥事を起こしたわけではない。上司（５０代♂）と波長が合わず、嫌われていて、追い出された様なものだったあ

上司はその仕事の経験者ではなく、社長・上司の経験もなく、なぜそんな人がオープニング時、上司兼社長になったか知る由もない
だから、上の立場になったことがないから、部下への指導がわかってなかった


あらためて思うのは、嫌われると、気が付かない内に仕事から取り残されて自分がどう動いて良いか分からなくなり、周りから軽く見られる。
質問しても良く教えて貰えず、段々と出来の悪い人間扱いされ、対応も冷たくなり見下され、仕事も任せられなくなり、居場所を失う。要は学生時代の落ちこぼれの生徒みたいなもの。もう自分の力ではどうにも出来なくなり、針のむしろの様な毎日を過ごすしかなくなり、辞めるかクビの二択しかなくなる。
そこに居続けて自信を失う位なら、辞めた方が本人にも周りの人のためにもいい。

上司は、そこで仕事をする私の事しか知らない。
私の生い立ちも、育った環境も、プライベートの過ごし方も何も知らないので、仕事が出来ない、と言われても、それで別にへこたれてはいない
仕事だけで私そのものを判断して人間性まで否定されたわけではない。
しかし、私の一部だけを見て人間性を否定するような言い方に聞こえたことがあった。
そんな人に言われたことを真に受けて、自分を駄目だと思ってはいない。

広島の原爆をテーマにした反戦漫画「はだしのゲン」に、主人公のゲンと、友人のおじさんが、臨時雇いで看板塗装屋に勤務しますが、軍人精神が骨の髄までしみ込んだ社長と衝突し、社長から「お前らクビじゃ」と言われる場面があります。
その時の、二人の言動にスカッとします。

おじさん「結構じゃ。クビにするなら はようしんさい。わしら社員じゃないけえのう」
ゲン「ほうよ。それに社員になっても、こんな会社の給料なんかもらいとうないわい」
おじさん「ゲン、もう見切りどきじゃのう。社長、わしら、気持ちよう仕事ができる看板屋に行くよ」
ゲン「今、就職難だからといって、脅しをかけるなや。人の弱みにつけこむな」。
これはマンガの世界ですので、現実にはなかなか言えませんがね。

川柳「本音って 言っても言わなくても悔いる」。