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毒親だからこそ子供は紆余曲折経て偉人にまで上り詰めることが出来た? 私は昔…
毒親だからこそ子供は紆余曲折経て偉人にまで上り詰めることが出来た?
私は昔から偉人の伝記を読むのが割と好きで、最近は喜劇王・チャップリンにまつわる書籍を読みました。
彼は幼少期に壮絶な貧困のため親元を離れて救護院に入所せざるを得なかったようで、その時のひもじい思いを各映画に散りばめて貧困の苦しさ、お金の重要性をセリフのないパントマイムとユーモアに乗せて、視聴者に向けてメッセージを発信していたそうです。
チャップリンが喜劇王と呼ばれるようになったのは舞台芸人である母と母の愛情のおかげと述べて、母のことを世界一の女性と敬愛していました。
母は梅毒と貧困が原因で精神病になり精神科病院へ入退院するようになったのを契機に、チャップリンは救護院に入ることになったのですが、救護院にてチャップリンがタムシという非常に感染力のある感染症を患ってしまいました。
面会に来た母に施設職員が「チャップリンはタムシで汚くなってしまってるけど」と伝えると
「そんなことないわ、子供はどんな姿になっても私の子なら可愛いの、世界一可愛いわ!」とタムシに罹ったチャップリンを躊躇無く抱き寄せて頬にキスをして感動したとのエピソードが記されていました。
でもチャップリンの母は決して聖女というわけではなかったそうです。自由奔放な性格でチャップリン含めて息子が3人いたけども、子供の父親はそれぞれ全員別人だったとのこと。
しかもチャップリンを産んですぐに同じ劇団の男性と不倫関係に陥ったり、チャップリンが生後6ヶ月で離婚、更には長男の父親は素性不明だったと書いてあったと思います。梅毒になった原因はそこら辺にあるかと。
チャップリンの母は「仕事があるから」と夜な夜な家を空けては男性のところに通い詰めていたといいます。
現代で言うと完全に毒親ですよね…苦笑
でも、チャップリンはそんな母親のことを生涯敬愛して止まず、母が他界したときにはショックで数週間も寝込んだというし、母はチャップリンの才能を見抜いて5歳から舞台に立たせています。
母が演技のノウハウをチャップリンに伝授し、更にチャップリンは幼少期の貧困体験のおかげで自身の映画をただのギャグ映画ではなく哀愁漂う作品に仕上げ、後世に残る芸術作品と昇華させ、喜劇王チャップリンの名を歴史に刻みました。
そう考えると母が毒親だったからこそチャップリンは偉人の地位にまで登りつめたとも考えられませんか?^^;
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