うつ病と甘えについて

普通、うつ病と言えば自虐傾向です。自分がダメなんだ、自分の努力が足りないんだ、これではダメだ、という自分に対する理想や願望が強く、完璧主義で融通の利かない生真面目な人間がなりやすい傾向です。
自分の感情を抑圧するからこそ、自分の感情がわからなくなり、心と身体が別になってしまうからうつ病になるんです。

他人のせいだ、社会が悪いと他虐的な人は普通、うつ病にはなりませんよ。自分の感情をそのまま表現出来て抑圧してないんだから。憂うつ(うつ病ではない)になるのは自分のわがままや感情を他人に受け止めてもらえない欲求不満であって、脳のホルモン云々でくくることでもない。

けど今やこれを新型うつだなんて言い出して、新しいうつ病のようにやってますが、これは薬でどうこうなる『病気』ではないと考えますね。

新型うつなんてのは病気ではなく、社会が産み出した『社会病理』ですよ。それは医学の範疇ではなく、教育や社会学の範疇の話です。
それをなんか病気みたいにして、それを従来のうつ病に当てはめるからうつ病に対する偏見を産み出してるんだよ。