戦争について

事件も戦争も同じ

なのに戦争ではこう言う
「当事者になればそれは避けられない」

なら事件でも同じことを考え、こう言うべきなんだ
「(犯人)当事者には何か避けられない事情があったんだ、人間は状況に応じてそうせざるを得ない選択をするからね」


なのに真逆のことを言うでしよ
「犯人は人間じゃない！人の命を私利私欲のために奪うなんて頭がおかしい！いくら事情があろうとそんなことは出来ないはずだ！」
「もし自分が犯人の立場ならどんなに生きるのに困ろうと他人には手を出さない。そんなことするくらいなら自ら命を断つ！」


おかしいでしよ？
戦争をしないために自ら自分の信じる正義を貫いて自ら命を断つほうがどれだけの無実な人を殺さなくて済むのか、ちょっと考えればわかるはず

なのに戦争では仕方ないと言い、事件では犯人は人間じゃないと言う

なぜそうなると思う？
何も考えてないからだ
習った事や見たこと、今この状況でどちらの主張をしたほうが常識人に見えるのかを無意識に選択して、(戦争)あっちではあぁ言い、(事件)こっちではこう言うだけ

つまり大衆のほうに倣うだけ
命を基に考えてる訳じゃなく自分の身を守る主張(利益のある側)について断罪してるだけ

思考の基礎は自分であり他人ではない
そして主張の真意は何処にもなく、保身による虚偽の言葉でしかない
善い自分像を社会に現せるよう演出してるだけ

事件では被害者が可哀想と考え思い涙し悲痛を感じたら、戦争でも同じことを思うはず
それが出来ない以上、事件で可哀想と言えば常識人に見られるからそう表現してるだけ
実際は鼻くそをホジってるんだろう

本人は無意識だろうけどね、鼻くそをホジる時も無意識なように

人間は神様を知らないから、身を守ることが正義としてしまう
だから日和見な答えになる

これは人類に掛けられた呪いなんだ
呪いから解けるには罪を知るしかない

みんな自分は無実だと思ってる
だから他人を殺せるんだ
自分が罪人だとわかればもう他人を殺せなくなる

罪を知り非を認め許しを乞うまで人間は立ち返れない

みんなが主さんのことを一斉射撃してるのは自分が無実な人だと思えばこそ、大衆の側から罪人として主さんを狙い撃つんだ
もちろん無意識のうちにね

この状況からしても争いはなくならない
つまり事件でみんなが被害者が可哀想と言うが、実は事件をなくしたいと思ってるわけではない
表現してるだけ