落とし物を拾い犯人扱い？

2年くらい前だと思う、中国で2才児がひき逃げされ、18人が見て見ぬふりした事件あったよね

どうして18人もの人が見て見ぬふりしたのかというと、助けると犯人にされるからだよ

その事件の前に、道で倒れてる人を助けた人が犯人にされた事件があったらしい
そういう風潮に社会が染まってたから、子供が道で倒れてても誰も助けなかったんだと思う

いくら中国人だって同胞で、しかも子供が倒れてたら助けるよ
しかしながら淀んだ風潮が漂ってたから、あんな事件になってしまったんだと思う

19人目で近所のおばさんが倒れてる子を見付けて助けたんだけど、この事件が話題になるとネットでは信じられない声があがった
「そいつは有名になりたいから助けたんだろ?」

これは損得勘定でしか物事を量れないようになってしまってるから
助けると損
有名になれば得

これ結果論だよ
おばさんは結果を見越して有名になりたいから助けたんじゃない
心配だから助けたんだよね

でも損得勘定によって人の行動を量ると、結果的に得をしたおばさんはズル賢いと勘繰ってしまう

そういう人は善人を目の前にしても、偽善者にしか見えないというと

善になる方に付いて美味しい目を見ることが常識だと思ってるからだよ
それはつまり命の尊厳がないというと

人の命ですら損得勘定のうちとして考えてしまうと真実はなくなる
死刑に正義を据えた思想を主張してるから命ですら物のうちなんだよね

自分にとってその命は損なのか得なのかを勘定してしまう

そうなると捕まらなければ罪にはならなくなる
だからコピーが捕まらないうちは罪にはならない
日本企業を焼け伐ちしても愛国無罪なうちは罪にはならない

見て見ぬふりをしても捕まらないうちは罪にはならない

逆に言うと、捕まるようなことをしても得をするなら、やったほうがいいと考えてしまう

得が生き甲斐の社会になる
それは得こそが正義になるということ

だから領土を広げるわけ
それは正義なんだよね
結果的に勝利した者が正義を名乗ることが出来る

だから歴史を模造しても構わないし、毒入り餃子の責任を転嫁しても構わない
大気汚染ですら都合の悪いものは嫌いな国の責任になる

つまり自分達のことを見なくなるわけ
恩恵は見ない
得は当然のこと、損は他人へ投げる
これが正義観になる


財布を拾ってくれた恩恵は見えない
お金が無くなった損しか見えない
善人は偽善者に見える