死刑反対!それはいかなる理由があってもだ

No.112 14/01/08 03:18
通行人112
あ+あ-

「如何なる理由があろうと殺人は許されない」という見地で罰する刑法。その刑法自身が死刑という殺人を肯定はできない(してはならない)。
当然ながら死刑制度の有無に関係なく、仇討ち理由での殺人も殺人罪で裁くのが刑法。
日本国憲法では「全ての国民」に人権を認めており生存権も然り。重大な犯罪で有罪判決が確定した者(囚人)も、例外ではない。
故に、死刑は、そもそも日本の法律に違背する矛盾した制度。
死刑が法律で認められているという論は、前提から破綻しているからこそ、法律家自身が死刑廃止を訴えもする。
確定判決が冤罪だった場合に死刑が執行された後では、取り返しがつかない。
人間が判決を下す以上、裁判も全知全能ではない。死刑判決に冤罪が無いという保証は無く、死刑を執行された元死刑囚の再審請求も現に進行中。
現行で死刑の執行待ちの囚人が科されるべき刑罰は死刑のみで、執行までの身体拘束は事実上の禁錮と変わらず、国際的な人権無視の非難の対象になっている。
無論、殺人(命を絶つ)刑罰という残酷さも人権無視の非難の対象。日本の法律自身も残酷な刑罰を禁止している。
懲役刑は原則、囚人が働き自給自足の受刑だが、死刑囚の拘束は全て税金で賄う。
議論は不毛ではない。賛否の論拠も知らない人が、自ら論じる事で、又、それらを見聞きする事で、考える機会になる事自体が価値でもある。

112回答目(179回答中)

新しい回答の受付は終了しました

その他の悩み掲示板の悩み一覧

悩みを投稿する

お悩み解決掲示板 板一覧