行きつけのお寿司屋さんで「食べる前にお寿司を板さんに見せてから食べる」という"通”なことを真似てやってみた。 ただ真似ても仕方ないから、お寿司を手で挟んで

自分の中だけで拘るっていいですよね。
だからこそ自分もあの寿司屋に行き続けてるのかもしれませんね。

その拘りについて思い出しました。

またまた大将の話しですけど、
大将はお客さんにネタを勧める事は絶対にしないんです。
普通、『○○の良いのが入ってるよ？』とか言いますよね？
自分はそれを不思議に思って聞いた事がありました。

そしたら、
『いや？勧めてるぞ？お前さんにも何度もよぅ？』と言うのです。
いやいや…、そんな事一度も無い…。

勧め方を聞いて驚きましたよ。
大将がネタを勧める時の「拘り」に。

例えば、大将はウニが良いのが入ったから勧めたい。
自信があるからこそ食べて頂きたい。
でも、お客さんが望んでないものを勧めるのはやってはならない事だ。

そこで大将は、お客さんが鯛を頼む時にこうやって出すらしいです。
↓
『はいぃ！鯛お待ち！北長門の絶品のウニをたらふく食べて育った鯛でさぁ！美味いよッw！』

お客さんが食べる前に、鯛の旨味をより感じさせるセールストークをしつつ、しっかりウニもアピールするんですww
あー！なるほど！
それは何度も聞いた〜！ってなりましたww

大将が言うには、
『板前がお客さんに食べたくもないものを押し付けても、美味しくは食べてもらえんからな。あくまでもお客さんに「食べたい！」と思ってもらって、自分の意思で頼んで食べてもらいたいんだよ。』

う〜ん…納得…。
大将の拘り半端ないですねww

ちなみに「鯛ってウニ食べるの？」と聞いたら…。
『ん？知りたかったら鯛に聞いてみな？』
と、イタズラっぽく笑われました。
一本取られましたww