私は大卒の新卒で地元の中小企業の工場勤務をしています。 本来なら、総合職採用で話は通っていたのですが、入社式時になんと、専門職の製造に異動されていました。

私も大卒で社員３０〜５０人ほど（当時）の中小に入ってまさかの配送倉庫作業部に配属になった事あるよ。

周りがカッコいいスーツ着て仕事してるのを横目で見ながらまだ環境もちっとも整ってない中で汗と理不尽への涙と埃にまみれて汚い倉庫で這いつくばって仕事してたことある。
汚れた作業着着てるからって女子社員に避けられてたのが最初は悲しかった事ある…

でもあまりにそこでの作業が効率悪くて無駄に大変でしんどいだけだったのでその出荷配送作業を整えて、商品の梱包が手間かかるものばかりだったのでそれを全部改善提案して作業を全部楽になる様にして、クレームや不良品に悩まされてたので商品の改善提案を仕入れ先の海外企業に無理やり入れたりして（なぜかそこで喜ばれたりして）何とか倉庫主任になった。
それからはもっと”（自分含む）倉庫作業員が楽になる様に”って好き勝手な事を色々しだして…その会社でズ〜〜〜っと昔から悩まされてたらしい（これも配送作業倉庫には大変な負担になる）海外仕入れによる在庫切れリスクを回避できる仕組みを考えて海外からの流通を専門商社を通さずに仕入れられる様にしたり…
梱包してる商品がつまんないし品質も良くないからもっとこうしたらいいとかも言い出して商品も発案したり提案したりしてズケズケやってると…

それらのせいでいつの間にか会社もかなりでっかくなってて自分は仕入れや貿易や商品開発なんかもするようになってて海外の展示会を回って仕入れ先を開拓したり交渉したり夜はキレーなおねーちゃんのいる豪華な店で接待される側になったりしたよ。

配送倉庫部にいたせいで他の部署の誰よりも商品触ってたし知ってたしお客さんからのクレームも山の様に直接お客さんと対応もするしかなかったので何が望まれてたか何がいけないのか、何があるとその商品は売れるのかまで社内で誰よりも部署の垣根を超えて理解できてた事が幸いして…営業や卸も部署部門自体を担当させてもらえてそこで色んな展開もできる様になったしいい成績も残せてたし…

スタートって極端な話だけど…どこでも良かったりするよ…
中小なら大企業なんかでは絶対させてもらえない様な事ができたりするし…
そもそも誰かがやらなきゃいけないって仕事なんて山の様にあるのが中小なので…多分…

そんな卑屈になる必要はないんじゃないかなって思うけどね…