子供が起立性調節障害と診断されました。何年も頭痛が続いて病院に行って頭痛薬をもらっても一向に効かないし、病院を変えてもどんな薬も効きませんでした。親も子も心労で

やらなきゃいけない。そう思っているのに身体が動かないと、自分で自分が怠け者のように思えます。
自分の気持ちも望みも分からなくなって、生きていることそのものを望んでいないように思えて、投げ出したくなります。

けれど、できないからできないんです。
やらない。じゃない。
できない。

だからできることから、やる。
少しずつ生活習慣を見直し、身体を鍛え、心を鍛え、知恵をつける。
最初からレース場には出て行かない。
まずは車を用意するところから。
その前に身体をほぐすところから。

私は息子さん側の経験者ですが、病院で治したわけじゃないので結局のところ何処までが心的要因で、何処からが身体の疾患だったのか分からないままでした。
ただ精神的に開き直って、焦りを捨てて、身体を鍛えて、食や生活習慣を見直し、家事を日課に加え、その上に周囲の人の助けがあってどうにか、少しずつ社会復帰できました。

やれることからしかできないと思います。
だからこそやれることは全部やった方が良いとも思います。

けれど、それができなかったとして。
やらないんじゃない。
出来ないんです。
そこが限界。その限界を伸ばすために、少しずつ一日の「やること。できること」をとにかく簡単なことから増やしていく。
私はそうしました。

後退、停滞、折れて台無し元通り。
あると思います。
そんなものです。
ともかく出来ない自分を認めて、そんな自分を否定したい自分を見つけて、否定するために鍛える。
そんなイメージです。