お友達の美容師に「タダで切って」と言えますか？ Aさんのお宅に友達みんなで集まり、 お庭でバーベキューをしていた時のことです。 Aさんご夫婦には最

うちの両親はとある生産をしていますが、
実に気前よく商品を友人知人に差し上げます。
一級品とて大金を払うようなものではありませんが、
もらった人は自然と「これは何かお返しを購入して贈らないと」と思う程の物です。

しかし両親は、見返りを求めたことはありません。
一度も何の気なしに返礼品が無い人が相手でも、
毎年一度はお贈りするほど気前が良いです。

「あら素敵、うちも一度いただきたいな」
と冗談めかして頼んできた人がいても
「良いですよ。住所いただけたら、できあがり次第少しお贈りしますよ」
と、元払いで贈ります。

そういう両親ですが、
人に頼むということはしません。

しませんが、
もし、
主さんたちの会話を目の当たりにしても、
気にも止めないことでしょう。
「商売の大変さを」「プロにそれを頼むか」
などの、自分の価値観を引っ張り出してきてまで、
人を責めることはしません。

そもそも、大工さんである相方さんは「商売として苦労してる」のでしょうか。
気軽に、友達が「自宅のドアの噛み合わせが悪いから見てくれないか」とかいう相談を受けて、
トンカチ一つ、ドライバー一つで気前よく直してやったりしてないのでしょうか。
「俺にそれを聞くってことは、有料だぜ？」ということを大人の会話でさりげなく伝えてるパートナーさんなのでしょうか。
むしろ、気前よく見てあげてそうな気はしませんか。

そうだとしたら
「チョキチョキっとお願いできませんか？」
くらい、言いそうなものだと思いませんか？

そういう「価値観が醸成される可能性」に目を向けてみませんか。