空飛ぶ自動車案件 法整備がかなり困難を極めそう… 今回の事故を教訓にするとしても、これではあと100年でどうにかなるものでは無い気がしている。

文明が進んだり、技術が大きく進歩するには条件があるんだよ。
それは人々が望んでいるかどうか。

分かりやすい例だと、携帯電話。
これはどんどん便利になって欲しいとみんなが思う。
だからその要望にかなうものを開発者や企業が力を入れる。
そしてその技術は日進月歩で発達する。

空飛ぶ車は現在のところあまり必要とされていない。
車が空を行き交う未来は、正直みんな迷惑にしか思っていない。
反対派が多く存在するものに対しては、技術者も手を出しにくい。
命が掛かる様な乗り物に対しては余計に懐疑的になり、少しの失敗でも大きく取り上げられるので、今の技術で大衆を満足させるものを作り上げるのは厳しい。

そして技術が大きく進歩するにはもう一つとても大きな条件がある。
それは戦争による技術の飛躍的進歩。
これも分かりやすい例で言えば、最新鋭の軍艦の造船技術は後の世では大型商船の開発に役立っているし、航空機の技術の進歩に至っては言うまでもなく戦争によるもの。

もしも空飛ぶ車が大きく進歩するなら、それは戦争の兵器として開発されて、軍事利用されたなら可能性は大いにあると言える。

しかし今のところ、空飛ぶ車は大衆から必要とされていないし、軍事利用でも必要とされてはいない。
そうなるとなかなか開発は進まないのが現実的な見方だと思う。