人間は醜い

なんで善人たちは人間の醜さ自己中さをもっと潔く認めないのかしら。
命という言葉に酔いしれて、思いやりとかに酔いしれて、必要以上に美談を美化して、必要以上に犯罪者を叩いて、必要以上に被害者を美化して。
｢すべての命は尊い｣なんて、本当は他人は死んでも気にも留まらないのになんで必死にそんなこと言うのかしら。自分のためにそういうことにしときたいのね。
｢まともな人間｣なんて本当はいない。凶悪犯を異常者として叩くことで自分はまともな善人だと安心を得たいだけ。
そういうのが気持ち悪くてだめ。
いじめ自殺は俺の弟の実話だけどね、あの気持ち悪い親といじめっ子たちは何も特別じゃない、そこら中にいる人間たちはみんなあんなもんだろうなと思う。それを知ったら｢善人たち｣の言葉なんて笑えるだけになったよ。
みんな考え違うんだし、俺の気持ちは同じ経験を…した人でも同じとはかぎらないから、押し付けはしないよ。
一方的な考え押し付けてくるのも、どちらかといえば｢善人｣の方なのも知ったしね。正論が絶対だと押し付けて平気で傷つけるのは善人に多いよね。
善人気分に酔いしれてる善人は、潔い悪人より嫌いだ。