そんな事ないから安心しなよ。「人のフリ見て我がフリ直す」って言葉あるでしょ。
逆に「ご両親は一切怒りもせず理不尽もない、ましてや暴力なんて一切ない」そんな親を持つ子の方がブレーキ効かなかったりするよ。
だってその人の中に「それがどういう事なのか」を知り味わう事も「こういうのはやっちゃダメなんだ」と学ぶ経験も、それするとどうなるかも無くてその行動の重みを考える事もなく丸で解ってないのと同じになるので。

人は見た事も経験した事も味わった事もないそんなものって自分が当事者になった時にコントロールの仕方を学習する機会すら持ててないのと同じになる。
よく家がお金持ちで蝶よ花よと育てられた人って意地悪になったり酷い事も平気でするいじめる側になるのが多いのはそういう理由が多かったりする。
でも主さんは学べてるよね。具体的に。

学習って「良い事」だけでは逆に不十分なんだよ。良い事だけからの学習だと例えば正義の名の下にひどい事も平気で出来たりもするので。勿論「悪い事だけ」しかないのも良くないけど。

でも主さんの環境は読む限り「悪い事ばかり」じゃない。
それを咎める人もちゃんといる。”暴力迄は行かず”ちゃんと”最後の最後にはブレーキ”をかけてくれる。それは「暴力を受ける」よりも全然マシで、じゃあもっと進んで暴力を受けた事がある人はおかしな人になってるかというとそうでもないよね。
むしろ暴力がどれだけ酷いのかを良く理解し暴力を非難する程に真っ当なスタンスに立ててる人が多い。

親がそうだとしても自分がそうなるとは限らないんだよ。結局は「自分はその時にそこで何を選択するか」が自分の前にもあるだけ。
たまに「親がこうだから自分もこうなんだ」と、本来はただ自分に「自分はどうするか」の選択があっただけなのに「親が暴力振るう人だったから」という事を言い訳にする人はいる…

自覚すべきは「親がそうだから」とか「だってこうだから」と「何かを言い訳にする」事を自分に許さない事かな。
勿論短気等の性格的な「傾向」は遺伝で似たものになる事はある。親子なので。
でも結局は「そうは言ってもその時、そこで、自分はどちらを選択するか」の選択は遺伝した性格がさせるのではなく「様々経験をしてきて考える事のできる”今の自分”」がするものよね。

自分の選択を誰かのせいや何かのせいにしない様に心がける方が良いよ。