1985年（昭和60年）、イラクがイランに空爆を開始すると通告してきた時、各国が…

1985年（昭和60年）、イラクがイランに空爆を開始すると通告してきた時、各国が軍を派遣しイランにいる自国民を救出する中、日本だけがその能力が無く取り残される。日本には紛争地域にいる邦人を救出する為の輸送機が無く、また、憲法で紛争地域に自衛隊員を派遣する事が禁じられていたからだ。
在イラン日本大使館職員は本国外務省、日本政府へ何とか救出を要請。本国から返って来た答えは「民間機をイランに派遣するので安全の確認をしてくれ」だった。戦時下にある国で安全の確保など出来るわけがない。結局、民間機での救出は不可となり大使館職員は各国大使に何とか日本人も乗せてもらえないか？と頼み込む。各国の大使らは「もちろんいいですよ」と快くOKをくれたが、「ただ、まずは自国民が優先です。その上で空席があれば…」とのこと。当然である。まずは自分の家族が第一優先で他人など二の次だ。命に関わる緊急事態なのだから。
自力で自国民を救出している諸外国に対して、他国に頭を下げて助けを頼むしかない日本。日本が小さな国で国力の無い弱国ならまだしも、（当時）世界第二位の経済力を持つ先進国で人口も1億人を超す大国だからね。このような姿を晒した日本を他国はどう見ていたのか？
結局、トルコ政府が飛行機を出しイランに取り残されている日本人全員を乗せて日本まで送り届けてくれたわけだけれども、そんな事があっても未だに改憲出来ないのだから本当に異常な国ね、日本は😾

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