【生老病死】 ⚪人間の老化の過程と死 人間は受精から始まり誕生し、発…

【生老病死】

⚪人間の老化の過程と死

人間は受精から始まり誕生し、発育し、そして成長、成熟、老化、死を迎える。

途中から様々な疾病が出現し、経験された病変は蓄積される。そして各種の臓器に本質的な変化が起こる。すなわち、細胞の数が減り、臓器がだんだん小さくなるという形態学的な加齢変化である。生理機能の変化となって臓器の機能的予備力も低下する。
　
老化によって身体に生理的に認められる変化は3つに分けられる。

①外観上の変化
白髪やはげ、皮膚のしみ、たるみやしわ、目の角膜周辺に見られる白い老人環など。
　
②臓器の機能的予備能力の変化
すべての臓器の機能は加齢とともに徐々に衰えていく。肺や腎の機能の低下は30歳から著しい。これらの臓器は左右に一対あり、もともとの予備能力が高いので、急峻な機能低下であってもある程度機能が保持される。それらに比して、神経伝達速度の衰えは緩やかである。この原因により年をとると何かを見て瞬時に理解できなかったり、動けなかったりする。心機能の低下は運動負荷時に適応して増加するはずの心拍出量増加量が減少することで認識される。

③感染防御能の低下
高齢者の死因として、他の年代層に比較して肺炎など感染症が高率に見られる。


⚪生理的老化シュトレーラーの4原則。

1.普遍性→すべての生命体に不可避で、自分だけ不老不死を願ってもダメである。

２.内在性→遺伝的にプログラムされていて、いかに環境を改善しても限界がある。

３.進行性→後戻りできないし、若返ることはない。

４.有害性→老化現象は個体に有害であって、有益ではない。


⚪人間は否応なしに老いて死ぬ。
しかし日本人の平均寿命は男77.6歳、女84.6歳と世界一。
痴呆や寝たきりにならないで元気でいられるぎりぎりの寿命を健康寿命という。これも日本人は男女平均で74歳と世界一である。この健康寿命を少しでも延ばすことが何よりも重要である。

〇室内で毎日8000歩

〇日記の習慣

〇トマト、バナナ、ブロッコリー

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