死ぬほど憎い相手を許すにはどうしたらいい‥?

たとえば殺人犯に対して「こんな奴は死刑だ」と言うのは良いことかのように思われてるけど何が良いと思う？

実は何も良くない
それどころか測ることが良いことかのように信じ込んでしまう

しかも死刑といえば命
命をも測るようになる
そうやって生きる価値という数値を頭の中に備え付けてしまう

あいつは価値があるが、こいつには価値はない
というように測ってしまうんだ
好き嫌いの極み

これ善悪の価値を測ってるような気がするけど、実は好き嫌いを身勝手に測ってるだけ

善は測らないこと
悪は測ること

不思議なことに殺人犯に死刑と言うことが善と思われてるけど本質的には悪なんだ

たとえやられても、やり返すことは悪になる
善悪はこれだけ厳しいんだよ‥

だから人間は善悪を測るのを辞めた
本質的に悪である仕返しを善とした
これが人間の正義観
戦って勝ったほうが善とされる」と思い込むことで満足感を得てる

現実でいうと負けたほうは罪人になる‥
しかし善悪の観点で見ると、相手を傷つけなかったほうが善とされるんだ

もし主さんが恨みを捨てられる時が来たら、真実な意味でイジメに屈しなかったのは主さんのほうになる
人間は真実の中で生きてるから

許すのはそう簡単にはいかないと思う
上記したように誰かを「生きる価値なし」と無意識に測る癖があるうちは、考え事をする度に過去の体験が蘇るだろうからね

どうすればいいのかと言うと、まず第一に他人の価値観を測ってる自分に気づくこと
好き嫌いの天秤を捨てるわけ

芸能人も測らない
殺人犯も測らない
友達も測らない
同僚も測らない
そして何より自分をも測らない

自分を測らない為に他人を測るのを辞める
これがあなたを自由にさせる

死ぬほど憎い相手を測ることで生きる権利を取り戻すつもりなのに、何故か死にたくなるでしよ?
罪人である相手を測る(憎む)ことは善のはずなのに、苦しくて息が出来なくなるのはなぜ?
それが悪の証

恨みは相手をコロす念のはずなのに自分を恨みの縄で縛りある
実は自分をコロしてる

他人は他人そして自分は自分
他人は自分を侵す事は出来ない

でも念が入ると他人は自分になり自分は他人になる
想いが相手に執着してしまうから自分がお留守になってしまう
だから苦しくなる

この苦るしみは自分で創り出してるんだ
真実から見ると自分が自分を侵してる

天秤を捨てればいい
他人を手放せば軽くなるから