何をやっても失敗人生。ダメ人間？どうアドバイスしたらいいですか？ ・東大・京大を受験して二浪したことを、今も引きずる。 ・親のお金で、外国旅行などを繰り返し

ご自分の強いご意志で、あえて社会で揉まれるという茨の道を選ばれる。
素晴らしいですね。
５さんが、今、手にされている全ては、ことごとく、５さんが、血のにじむような苦労をされ、ご自分の手で勝ち取ったものです。どうか、そのことを存分に誇ってください。

何かのご縁でしょうから明かしますが、私は、中卒ですらありませんでした。中学１年時に精神病を発症し、入院治療を繰り返します。
しかし、「１０代のうちが肝心、まだやり直せる、やり直すだけの体力や気力、頭の柔らかさも残っているはずだ」と感じ、１年で大検１１科目を取得し、１年で大学へ進学しました。大学でもハングリー精神は衰えず、大学や、学術団体から、何度も奨学金をいただきました。ほぼ、根性とやる気とガッツで、ここまで来たようなものです。
昔は、スーパーの食品レジ、そして、キャバクラ嬢でしたけれども。

もどかしいですね。
一方で、私の友人のような、適応に困難を感じる若者は多いと思うのです。
自分の意志で、周囲から嘲笑され、誰からも信じられない中、「奇跡でも起きない限り無理」とバカにされた、その「奇跡」を、起こしてみせる。
奇跡を起こすのは、人間の意志、強い強い意志です。
ですから、５さんのような方が、例えば、仕事に生きがいを見出せない、職場の人間関係が怖い、そういった若い人たちに、貴重なご体験を話す「場」があれば、互いに学ぶところが大きいと思います。

ちなみに、友人は、私の体験をめぐり、「結局、１年で大検全科目取得という『成功』、そして、第１志望の大学に合格するという『成功』、学術団体のコンペを通過するという『成功』、成功だらけのあなたに、僕の気持ちなんかわかるはずがあるものか」、そう受け取ることしかできません。

人生は短いですから、彼に、自分の意志と力で、時に生爪をはがしながら険しい崖を登る、自分の足で地面に立って歩くということ、「生きる力」を取り戻すということ、１度でいい、そんな体験を経て、目を覚まして欲しいと願ってやみません。

心より、５さんのこれからの人生が幸福なものとなるよう、お祈り申し上げております。