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クソみたいな人生と思ってたが、あれよあれよと大逆転…。 いや…、周りから見たら…
クソみたいな人生と思ってたが、あれよあれよと大逆転…。
いや…、周りから見たら普通なんだけど、普通ってすごいなぁと思った呟きです。
学生時代はぼっちの俺。
勉強は出来ないでゲームばっかり。
楽しくないけど、孤独を感じるのがイヤだったから無理やりしてた感じ。
引きこもりニートにすらなる度胸もなくて、ぼっちのまま会社員になった。
当然会社でもぼっち。
社会人デビューなんてただの妄想。
仕事もあんまり出来ないから先輩達から放置される。
一生懸命やってるんだけど、人間関係がモノを言う世界ではぼっちの俺は役立たず。
36歳で独身、ぼっち。
バカな俺は寂しさを紛らわす為にパチンコにハマる。
散財して貯金ゼロ。
ホント…バカ。
借金する度胸も無いから、マイナスにはなってなかったのが唯一の救い。
片親だったけど、母親が他界して天涯孤独の身になった。
このまま一生独身で、ぼっちで孤独死を覚悟した。
パチンコ行く金すら無くなった俺は、2千円を握りしめて近所の居酒屋に入った。
今から7年前の事だ。
どうしても誰かと話しをしたかったから。
初対面の人と話す度胸も無いくせに、何故か分からないけど居酒屋に入った。
頭がおかしくなってトチ狂ったんだと思う。
そこは地元の居酒屋で近所の人達が居た。
俺が店に入ったら会話が止まった。
まるで不審者扱いだった。
俺は死ぬほど恥ずかしかった。
ようやく自分の存在がぼっちである事を、そこで思い出した。
でも次の瞬間から人生が変わった…のかもしれない。
皆んな優しかった。
近所のおじちゃん・おばちゃん。
皆んな俺を快く受け入れて、たくさんお喋りした。
僅か1時間ほどだったけど、多分10年分くらい喋ったと思う。
心の底から生きてて良かったと思った。
そこからは居酒屋に通い出した。
初めは、たまたま来た…みたいな雰囲気を必死に作って照れ隠しをした。
でもそれは3日と続かなかった。
気が付けば常連になってた。
いつもそこに居るのが当たり前になってた。
涙が出そうなくらいに嬉しかった。
俺が居ても良い居場所がこの世に出来た。
いい年こいて独身だなんて、近所のおばちゃん達は許してくれなかった。
照れてる俺に女性を紹介してくれた。
今の嫁さんだ。
俺はまともに喋れないし、顔もまともに見る事が出来なかった。
優しい女性は綺麗な人だった。
俺とは到底不釣り合いな女性。
死に物狂いで働いた。
理由はただ一つ。
婚約指輪を買う為に。
気が付けば仕事も順調になってた。
必死だから気が付かなかった。
結婚して子供も産まれた。
働き続けて、立派ではないけれど家も買った。
楽しい近所付き合い。
順調な仕事。
愛する家族。
周りから見たら普通の家族なんだけど、俺からすれば、誰にも負けないくらいの幸せな家族。
長くなって申し訳ない。
だけどどうしても言いたい。
人生に悲観してる人達へ。
生きてる限りは何かがあるよ。
それが何かは分からないけど。
不幸は常に忍び寄って来るけど、幸せは何の予兆も無く突然来る。
生きてる限り、幸せはいつ来るか分からない。
だから生きなきゃダメだよ。
いつか皆んなにありがとうが言える日が来る。
それを信じて生きてみようよ。
大丈夫だから。
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