賢者と愚者（私は詐欺師でしょうか？）

ああ、なんか、ようやく本性が出てきて人間らしくなったな。いいことだ。

んで、ようは、あれだろ？
「クソマジメに努力して根性みせて、会社に、人に、社会に尽くしたのに、結局は自分だけ理不尽な扱いくらって絶望しとる」てな感じか。
んで、見返すためにさらに頑張ってはみたが結局集まるのは小蠅だけ。低能はびこる社会を過剰意識したわけだな。

でまぁ、その話が本当であれば、そのわっかりやすい書き方で、その幼稚くさい怨みをこめて昔から他人にうっぷんを話してれば、おそらく主にも長く続くいい友達が出来とったわ。それから、その話に笑える要素を入れたらもっと多く信頼できる友達が出来とったな。


つーか、俺の話で恐縮だが、俺もかなり理不尽な人生を歩んどるわ。出る杭を打たれたとしか思えないクビだろ。ああ、あんときゃ俺が女子社員をセクハラしたとか言われたな。その女子社員は上司の愛人だったわ。

その後、入った会社とか２ヶ月全く休みもなく月の残業200時間あって給料手取り９万だぜ？　もちろん残業代なんぞ出ねぇ。ボーナスだってもらった寸志が洋菓子詰め合わせセットだ。

それから独立し、仕事するために借りてた事務所を、大家がそこに愛人連れ込みたいだけの理由で追い出されたりな。追い出す理由が「きみらが掃除しないから」だってよ。

あとはまあ、中学からの友達と一軒家をルームシェアしてたんたが、友達が家賃滞納して逃げやがって俺が全部肩代わりだ。しかもそんときに先の事務所事件が重なるわ、実家では親父が大借金して自殺未遂するわで、財布もスッカラカンになってよ、真冬の公園の水道が風呂だったからな。

だけど、俺は何も怨んでねぇなぁ。逆にいい経験したと思ってるわ。あとそのお陰で苦しい人間の気持ちがよく分かるわ。甘えた人間のことやしっかりした人間のことも分かる。だから数は少ないが良い友達に恵まれとるわ。何かみんな助けてくれんだわ。うらやましいだろ。

ま、文字数の関係でその自慢だけしとく。